家づくりの学び舎

2024/07/25更新1like1084view

著者:SUVACO編集部

図面や見積もりだけじゃない!「仕様書」の重要性について考えよう

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家づくりを進めていく際に、
「プランや見積もりをしっかりチェックしましょう!」
という情報はよく目にしますが、「仕様書」という言葉はあまり聞きなじみがない方もいるのではないでしょうか?

家づくりを終えた方から「こんなに決めることがたくさんあったんですね!」という感想をよくいただきます。また「あれ、ここの部分に使う商品って何だったっけ…?」と記憶が曖昧になってしまうことがあったという方もいらっしゃいます。

今回は、設計図や見積もりには書ききれないことを補足する「仕様書」についてのお話です。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

「仕様書」とは?

仕様書はいつ作られるもの?

仕様書に必要な内容とは?

▼記事監修

竹村

SUVACOアドバイザー

SUVACO専任アドバイザーとして、戸建て・マンション問わず幅広いお客様の専門家紹介を担当しています。お客様と専門家をつなげるサポートの中で、お客様のニーズ、専門家の最新情報をアップデートし、「役立つ情報」をお届けしています。

「仕様書」とは?

製造業やサービス業など、さまざまな業界に「仕様書」というものが存在します。
建築業界でも「仕様書」は存在し、部屋や箇所ごとにどういった建材や設備を使うかなど、メーカーや製品名、見積もり番号や品番などを明示をする書類です。

竹村

キッチン交換やユニットバスの交換など、工事範囲が部分的なリフォームに関しては、メーカーが発行するプランニングシートが仕様書の役割を果たすため、あとは壁や床など周辺の仕様に関しては見積書等に品番を記載してもらうことで把握することはできます。

一方で、新築や全体的なリノベーションなど、施工箇所が多岐に渡る場合は設計図や見積もりなどに書ききれなくなってきます。
そういった時に『仕様書』の存在がとても重要になってきます!

仕様書はいつ作られるもの?

仕様書の作成時期は、家づくりを依頼する会社を1社に絞ってから、詳細な打ち合わせを進めていく段階で作成してもらうのが一般的です。
完成希望時期がタイトなスケジュールで急いでいる場合は、着工しながら仕様を決めていくこともありますが、準備期間や工期がしっかりと時間を取れる場合には、工事請負契約書を交わすタイミングで全部の仕様が決まっていることが理想的です。

竹村

仕様書を作成してもらうことで、未決定の部分がどこなのかを確認するためのチェックリストとしても活用することができます。

打ち合わせの度に細かく改訂してもらう必要はありませんが、節目でアップデートしてもらうようにしましょう。
完成希望時期がタイトな場合は、着工後に仕様を決めることもありますが、仕様が固まった段階でアップデートしてもらうことをオススメします。

また、工事の完成時には必ず最終の仕様書を発行してもらっておくことも大切。後々のメンテナンス時や、不具合が生じ補修や修理が必要となった際、仕様書を確認できることでスムーズに対処できることも多いです。

仕様書に必要な内容とは?

各居室ごとや水回り、収納など内部のことに加え、新築や外装のリノベーションをする場合には外装材に関しても記載をしてもらいましょう。

主な項目はメーカー名、製品名、品番やカラー名称などになります。
住宅設備メーカーのキッチンやユニットバス、洗面台、トイレなどはプランニングシートをメーカーが作成してくれる場合もありますので、そのプラン番号や見積もり番号を記載してもらうことで、現時点での仕様がどういったものになっているかを確認することができます。

・床や壁、天井に使用する内装建材(フローリングやカーペット、壁紙や漆喰、珪藻土など)
・建具
・枠や建具、壁などの塗装材
・玄関やクローゼットその他収納材など、メーカー製品を使う場合
・キッチン、浴室、洗面台、トイレ、給湯器などの住宅設備機器
・照明器具(※)
・窓装飾(※)
・冷暖房設備(※)
・火災報知器
・分電盤
・サッシなどの窓建材
・屋根、外壁、軒天、樋、バルコニー防水などの外装建材
・シロアリの防蟻を行う場合はその仕様

竹村

(※)に関しての補足すると、ダウンライトやスポットライト、コーニス照明など、工事期間中に設置が必要な照明器具に関しては工事前に決めることも多いです。それ以外の照明器具や窓装飾、冷暖房設備に関しては、内装が仕上がってからの打ち合わせや、依頼先の会社以外で購入される方もいらっしゃいますので、依頼先の会社でそれらも発注することになった際には決定した段階で仕様書のアップデートを依頼しましょう!
これから暮らしていく家にどのような設備や建材が使われ、どのように作り込まれているのかがわかる「仕様書」。プランニングや工事中だけでなく、その後の住まいの説明書としてしっかりと残しておけると安心です。

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