家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、施工を担当
旦那さまのご両親が住んでいる戸建てを2世帯住宅へリノベーション。
夫婦でお互いの暮らしやすさを気遣いながらつくった優しい住まいが完成しました。
◎お客様からのご要望
◯夫婦で生活時間がずれる日もあるため、裏導線をつくりたい
◯好きな色、柄、素材でコーディネートしたい
◯戸建てならではのハイサイドライト(高窓)をいかした明るい住まいに
◎設計ポイント
◯玄関〜リビング〜洗面室〜寝室と、裏からも回れる回誘導線を確保
◯リビングダイニングの配色、アイアンの素材感を軸にスッキリしたデザインに
◯ハイサイドライト(高窓)を利用した明るく開放的な洗面室、将来の子ども部屋への採光を考えた設計に
リラックスタイムは、リビングの大きなソファで過ごすことが多いというご夫婦。
「前に住んでいた賃貸の家の良かったところ、改善したかったところを反映させてできた家なので、とても快適に過ごせています。時間ができたら、テレビを買い替えて壁掛けにしたり、DIYでキッチンにタイルを貼ったりしてみたいなと思っています。」
これからのインテリアの変化も楽しみなお住まいです。
仕事で朝が早く、帰りも遅くなることが多いという旦那様。奥様をゆっくり寝かせてあげたいという配慮から、裏導線をつくりたいとご要望でした。
そこで取り入れたのが浴室をぐるっと囲むような回遊路のある間取り。寝室から各部屋へのアクセスがしやすくなりました。
お出かけ時や帰宅時にもできるだけ音が伝わらないように、寝室は玄関から離れたところに。朝の支度や着替えの際も奥様を起こしてしまわないように、寝室からクローゼットを切り離して、隣の部屋をWICにしました。WICは洗面室への通路にもなっているため、移動がスムーズな上に、スペースも有効活用できました。お仕事で忙しい旦那様の奥様への気遣いが詰まったアイデアです。
キッチンはリビングを眺められる位置に、ダイニングテーブルはキッチン越しに造作カウンターを設置するというプランです。キッチンからダイニングへお料理を運びやすいバーカウンターのような位置どり。お食事の際は、この造作カウンターにお二人並んで座られているそうです。
ベースとなっているグレーの壁と、カウンター、ブルーグリーンの塗装壁、ワインレッドのドアの配色が美しいダイニングキッチン。このカラーバランスは奥様のこだわり。◯◯系のテイストというように定めていたわけではなく、好みのデザインを写真で伝えていただき、バランスをとりながら形にしていきました。ブラックのキッチンを軸にフロアタイルや照明を決め、ラインのアイアンづかいで木の印象を最低限に抑えたすっきりとしたデザインです。
フローリングの色は、元々お持ちだった家具(テレビ台やキャビネット、ダイニングチェア)との相性を考えて、色味を決めました。フローリング〜フロアタイルへの切り替えもこだわりポイント。ソファの上には、お引越ししてから見つけたお部屋にぴったりのタペストリーが飾られています。設計のお打ち合わせの時から、インテリアを飾るためのピクチャーレールは絶対に設置したいと考えてられていました。そのほかにも、奥様のセンスが光るのがアクセントクロス。キッチンのパントリーや寝室の壁には、お気に入りの柄の壁紙をセレクトしました。
帰宅時、玄関から入ると、印象的なワインレッドのドアが迎えてくれます。框(靴を脱いで一段上がる段差の側面部分)が斜めになっているのは、実は土間の面積を広くするアイデア。框をアイアン素材にしたことで、すっきりとした印象の玄関になりました。
洗面台は、ハイサイドライト(高窓)をいかして明るく開放的な部屋に。自然光たっぷりの広々空間なので、メイクや髪のセットなど朝の支度もしやすくなりました。この採光を隣の部屋(将来の子ども部屋)まで届けてくれるのが室内窓。日中は明るく過ごすことができるように設計しました。
乾太くん(ガス乾燥機)は、旦那様のこだわりポイント。直接外へ配管をつなぐことができたのは、戸建てならでは。洗濯物を短時間で乾かすことができ、干す手間もかからないので、共働きのご夫婦には強力な助っ人です。