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郊外型住宅。ご近所の人が立ち寄れるような場所、スポーツ好きの子供に使い勝手の良い間取りが要望でした。また、この地で育った奥様の、言葉では表現できない大らかなスケール感を感じ取ることが設計の要となりました。
玄関扉を開けると広々したデッキ空間が視界に飛び込んできます。左に目をやれば棟続きであっても「離れ」的な独立感を持っている和室があります。玄関は、その和室とLDKをつなぐ渡り廊下的なつくり方です。
リビングは南面いっぱいに開口が広がっていて、陽射しをコントロールする電動外部ルーバーが設けられています。北側には、この家のもうひとつの核となるスタディコーナー。キッチンにもつながる2wayで普段は開放、お客様が招きいれた時のみポリカーボのコーナー引戸を出して小部屋に早変わりさせます。お子さんが気兼ねなく机いっぱいにノートを広げていても、突然のお客様の目に止まることはありません。
片流れの屋根が寄り添うフォルムとし、エントランス側に対して妻面を見せる計画としています。素材はダークグレーのリシン壁に杉の羽目板をアクセントに使用。木製の玄関扉と連続させて、そこが入口であることを印象付ける計画です。
玄関は「離れ」的な和室とリビングをつなぐ渡り廊下の役割を持っています。玄関ポーチでベンチだったスノコは、和室前の縁側となっています。
中庭全面にデッキを張り、リビングと一体となって広々と使うことができます。
キッチンにもつながる2wayで、普段は解放しリビングとひとつづきの空間として、来客時にはポリカーボネートのコーナー引戸を出せば小部屋に早変わりします。
玄関脇にある和室は多目的に使えるようにシンプルに。
リビングから渡り廊下状の玄関を経由する位置にあるこの和室は、”離れ”として自由な使い方を想定しています。 親戚が泊まりに来た時の部屋として、子どもが友達を連れてきたときの遊び場として、また、ふいにやってくるご近所さんに座り込んでもらえる場所として。 リビングや家族の寝室から離れていることで、家族のプライバシーを守りながら、訪れた人を招き入れることのできるスペースなのです。
渡り廊下と連側するウッドデッキは、樹脂デッキ。木の風合いよりもメンテナンスが優先されました。
玄関からシュークロークに入って、そのまま直進すると手洗い付きの内玄関があります。活発なお子さんがいる家庭向きの間取りです。
コーナー建具で間仕切ったスタディコーナー。
このスタディコーナーはリビングとの間でL字に仕切ることができるポリカーボの引戸が用意されています。キッチンの方からも行くことができ、普段はキッチン・リビングと一体使い。机の上を散らかしていても来客がリビングに入るときは、引戸で仕切って目隠しできます。
オープンキッチンがリビングとダイニングの扇の要に位置しています。
浴室・洗面は2階にあり、バルコニーとのつながりが良い位置関係です。洗面室を3帖分取って、洗濯機パンのほか室内物干し、アイロン掛けのできるカウンターも設えています。
玄関脇のベンチは座る以外にも、鍵を開け閉めするときの荷物置き場となったり、鉢物を置く台になったり多目的に使えます。ポーチ上部の杉の羽目板から連続するモチーフとして、玄関扉は木製のものを採用しました。
脇にあるベンチが内外を連続している玄関の扉を開けると、正面にウッドデッキテラスが視界に飛び込んできます。