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北陸に建つ3世代の住宅です。豊かな自然に囲まれた立地ですが、その自然が強烈であるがゆえに、生活を営む上ではむしろ厳しい環境にあります。そこで住宅 の基本であるシェルターとして、性能上は閉じる方向を目指しました。その一方、それまでの大らかな暮らし方が新しい家においても営まれることを念頭におい ての計画となりました。
具体的には、600kg/m2という積雪荷重、気密性能、耐久性の観点からRC造を選びましたが、大らかな印象を持たせるために、コンクリート住宅特有の パラペット立ち上がりを極力抑え、水平線を強調する庇と、防犯機能を持たせた縦格子を組み合わせて、「コンクリートの箱」に見えないようにしていきました。
パーゴラと建物で囲われた中庭。
掛け軸に見立てた床の間の窓から北庭が見える。
玄関の正面に仏間の丸窓と花台。
中央のガラスの箱は緑豊かな北庭を一望できるピアノコーナー。
階段突き当りのガラス張りのピアノコーナーは、既存のモミジの大樹が見える。
廊下側のコーナーに引戸が納まっており、個室にしたり玄関と一体に使ったり様々な使い方ができる。