家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、土地・物件探しを担当
とにかく椅子が好き。それも、ヴィンテージのデザイナーズチェアが大好き! そんな無類の椅子好きでもある施主様ご夫妻が家づくりで叶えた夢は「コレクションしている椅子をぜんぶ、家の至るところに並べて暮らすこと」でした。
ヴィンテージの家具がしっくりと馴染む、素敵なリノベーションハウスの完成です。
マイホームを検討し始めたのは、旦那さまが転職して転勤の可能性がなくなったことがきっかけ。「ヴィンテージ家具に似合うのは、新築の家じゃないと感じて」と、広いリビングと眺望が決め手となった山手の中古マンションをリノベーションして住まうことに。最寄り駅まで距離があるものの、家ですごす時間の心地よさと、夜景や花火が見える広々ルーフバルコニー、そして「椅子コレクションを飾る」という夢が叶うことを優先して決定。バス移動も、家のすぐ近くにバス停があり、住みはじめると気にならなくなったそう。
巨匠の手がけた名作に、革張りのチェア、雰囲気のあるスツールまでコレクションは30脚近く! リビングだけではなく、寝室やワークスペース、廊下まで、その時の気分次第で腰かけ、一息ついた視線の先には、自由に遊ぶ愛猫と、アート系の本、夫婦で集めたインテリアの品々。プランニング中に設計担当から提案があった大きなRの壁は、空間のアクセントにもなっていて、夫婦ともにお気に入り! 無垢の床材や白壁、板張りの天井、壁一面の飾り棚、愛猫用キャットウォークなど、インテリアへのこだわりも随所に取り入れました。「自分たちの好きなもの」を包み込むオーダーメイドの家は大満足の仕上がりとなりました。
共働きのご夫婦のため、家事を楽にできる動線作りをしました。
「洗濯機から浴室、そしてクローゼットと繋がっていて、本当に便利です!」と奥様。
「愛猫の為にキャットウォークを付けたいとお願いしたところ、猫用の壁穴を提案していただきました。とても気に入っていて、よくそこを通っています。」と、猫ちゃんも気に入ってくれたご様子。
「決めることが多くて悩みましたが、色選びなどとても楽しかったです。こだわりたい方はリノベーションに向いていると思います!」
お気に入りのデザイナーズチェアが並ぶリビングダイニング。 その日の気分でどの椅子に座るか考えるのも楽しそうです。
大きな窓から太陽の光が差し込み、昼間はほとんど電気を付けずに過ごしているそう。お家が明るいと、気分も明るくなります。
マンションの中に天窓がもともと付いていたので、そちらに続くキャットステップを造作。 最上部に置かれたかごは、猫ちゃんの特等席です。
プランニングにて設計担当からご提案した大きなRの壁。 角がなく曲線になることでお部屋全体が優しい雰囲気に。
もともと広かったリビングダイニングですが、さらに一部屋繋げて広々と開放的な空間となりました。 家の中で家族の姿が見えると、安心できますね。
こちらのスペースの天井は、奥様の強い希望で板張りに。無垢の床材や、飾り棚、白壁とも雰囲気をあわせて、お二人の好きなモノたちが映える空間になっています。
愛猫のための“楽しめる動線”もしっかりプランニング。Rの壁に設置した「入口」から、壁面のキャットウォークを通って、窓際に後付けしたキャットタワーとくつろげる「宇宙船」へ。
壁一面に設置したオープン飾り棚は、ご夫婦の「趣味の棚」。作家モノのうつわやオブジェ、アートブックが所狭しと並びます。リズミカルに小さな棚を設置した壁もあり、遊び心たっぷり。
リノベーションの過程で寝室の壁をセルフ塗装。グリーンの塗料はご希望のイメージに合わせて用意し、塗装作業はお二人で。「隅や角を塗るのが難しかったけど良い思い出に」。
キッチンは実は奥様が一番悩まれた場所。 「オープンキッチンが希望でしたが、キッチンの場所を動かせずに断念。その分リビングが広く使えますし、室内窓を取り入れることで開放的にもなり、結果的に良かったと思っています。」
キッチンの室内窓の向こうには、玄関へと続く椅子コレクションが並ぶ廊下が。 ただ通過するだけの場所ではなく、まるで展覧会に足を運んでいるような、素敵な空間になっています。
洗面スペースは「使いたいタイルがある」との奥様のリクエストで、タイルと雰囲気が合う天板を探し、メラミンの黒天板をセレクト。木材の天板よりもお手入れが楽で、質感も好みだそう。
ランドリーから繋がるウォークスルークローゼットは、乾かし終わった洗濯物をすぐに収納できます。アイロン台もあるのですぐにアイロンがけも可能。さらに玄関へと続いているので、着替えてすぐに出発できる完璧な動線に。
花火も見える広々としたルーフバルコニーでは、春や秋にはお茶の時間を楽しむことも。グリーンも少しずつ増やす予定で、植木系は奥様、サボテンなど小さめの鉢はご主人が担当。