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高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」

手掛けた建築家

設計、監理を担当

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (外観)

外観

ビルドインガレージと住居棟は構造的にも切り離されている。道路レベルから高台になっている地盤までは5m。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (通り土間)

通り土間

南側庭より通り土間を介して中庭と繋がる。アトリエは土間に面し、土足でアプローチ出来る。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (玄関)

玄関

玄関上部より通り土間、中庭を望む。左側はアトリエ。床仕上げはスレート石張。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (中庭)

中庭

中庭の様子。左側が玄関土間、右側がリビング。開け放つことで、土足でもリビングに直結できる。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (ダイニング)

ダイニング

LDKと中庭との距離感丁度良い感じがよくわかる。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (リビング)

リビング

リビングからキッチン、ダイニング方向を望む。キッチン前のカウンターは高めの設定として、手元の様子がわからないようにしている。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (ダイニング)

ダイニング

ダイニングから中庭、玄関土間方向を望む。玄関土間が中庭と大きくつながっていることで、中庭はより広く、抜けた感じを作りだせている。玄関戸を開けると、南側の風が、土間を介して入り込む。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (玄関)

玄関

建具は壁内に引き込むことで、すっきりとした納まりとなって、玄関土間、中庭、LDKと空間が気持ちよく連続する。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (中庭)

中庭

中庭の夜景の様子。コートハウスにすることにより、夜も開放的にアウトドアも含めて楽しめる。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (階段)

階段

ホワイトアッシュ無垢材のシンプルな階段。奥は和室、南側の庭に連続する。

高台に建つ通り土間のあるコートハウス「花屋敷の住居」 (ダイニングリビング)

ダイニングリビング

キッチン側からダイニング、リビングを望む。R天井、壁端部でのおり上げ天井が、部屋の高さ方向の広がりを作っている。

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手掛けた建築家

用途

自宅

居住者

家族(子供1人)

所在地

兵庫県宝塚市

費用

設計・施工:3500万円

敷地面積

170㎡

敷地の特徴

傾斜地

延床面積

153㎡

階数

3階建て

間取り

3LDK

期間

設計:10ヶ月 、施工:7ヶ月

手掛けた建築家のコメント

設計、監理を担当

敷地は山地の裾野部分の道路より5m上がった高台にあります。道路レベルで掘り込みのガレージを設け、それとは切り離して、木造2階建ての住居兼アトリエを建築しています。ガレージ上部は土を戻し、緑化を図っているため、住宅へのアプローチはガレージの階段を上がり、一旦外に出て、玄関に向かう過程で数年後には緑のトンネルをくぐるようなイメージの構成となっています。住居棟は中庭を設けたコートハウスとなっており、庭を中心に開放的な生活ができるような設計となっています。

家づくりのきっかけ・施主の要望

もともとは、敷地の半分の古家に住んでおり、隣家が空き家となったことで、購入、建替えということとなった。以前の住居の時より、南側に建っている集合住宅の不特多数の視線が気になるため、計画では中庭型住居として、防犯、プライバシーを配慮して、開放的にゆったりと過ごせる居心地の確保を目指した。

この事例の見どころや工夫したところ

この住まいは、5年後、10年後、住居棟の前庭と、中庭が成長した植栽で連続し、それによって生まれた光や影、風を含めた自然が、さりげなく生活に入り込んでくるような心地いい居場所が内外にたくさんあることが魅力です。特に、ガレージ棟から内部階段➡外部階段➡内部玄関土間➡外部中庭➡内部LDKと連続する空間の中で、小さな自然とのつながりは大変楽しいです。

施主の感想

竣工して10年近くになります。植栽は大きくなり、外部は汚れや、カビもでて、1年を通して少しずつメンテナンスが必要であったりします。内部も、傷や、手垢で竣工当時の美しさは失われてきています。一方、成長した植栽によってできた美しい光と影の空間、経年による無垢材の日焼けの味わい、趣、空間の一部となっていく家具などのインテリア、日々の生活の時間軸の中で、時折見せる住まいのいとおしい瞬間が非常に心癒されます。

事例の進み方

設計者自身の住居であることから基本計画案を作っては客観的に家族と相談して評価し、また、別の案で計画案を作り、検討することの繰り返しを何度かしました。その中で、一番大きな問題であったのはコストと40年先、50年先の未来をどう考えるかが、家の建て方を決定づける大きな要素となりました。当初の計画はガレージ部分と住居部分が道路面から段々と繋がっていくスキップフロアのような計画でしたが、構造的に難易度が高く、コストもかなりかかる。また、将来的にこの住まいを子供世代が引き継ぐことができなかった場合、特殊な計画は資産処分において難しくなりやすい。以上の点からも、耐用年数の異なるRCガレージ棟と木造住居棟を別棟にすることで、コストも抑えられ、40年後、50年後、木造部分の処分のみで次世代へ引き継ぎやすくなるのではないかと考えました。

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この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)

所在地

兵庫県宝塚市花屋敷荘園1-19-3

主な対応エリア

京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県

兵庫県, 大阪府, 京都府, 奈良県, 滋賀県, 和歌山県等, 近畿エリア

日本全国対応可能です、遠隔地の場合、交通費の実費についてはご相談させていただいております。

目安の金額

30坪 新築一戸建て

2,100〜3,000万円

60平米 フルリノベ

840万円〜

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