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設計、施工、監理を担当
眺めの良いところが気に入っているが、キッチンが窓に背を向けて、孤立していて暗いので、眺めを生かした広々としたLDKにしたい。
水廻りや和室の床には段差があるので、室内の床はバリアフリーにして長く住み続けられる家にしたい。
定年後、自宅にいることが多いので、自宅にいるのが楽しくなるような居心地の良い家にしてほしい。
背面キッチンから、単純に部屋に対して直角な対面キッチンにすると、かえって部屋が分割されて、LDKが狭くて使いづらくなってしまうため、キッチンを部屋に対して斜めに配置しました。
キッチンを斜めに配置することにより、家事動線もシンプルになり、使いやすくなりました。
無駄なスペースである廊下を無くし、LDKに取り込むことで、広くてすっきりした部屋にしました。
広くて変形したLDKは、家具の配置によって、多様な使い方ができるようになりました。
LDKの一部に畳スペースを設け、収納の一部を床の間にして、使い勝手の良い和室にしました。
マンションという限られたスペースの中で、天井までの壁面収納や、ウォークスルークローゼット、畳下の空間など、立体的に使えるスペースは使い切り、収納スペースを十分に確保しながら、シンプルな空間にしました。
明るく広々としたLDKになって、どこにいても景色を眺めることができるので、家にいるのが楽しみになった。
友人を呼んで食事をする楽しみが増えた。
室内の扉を開け放していると、自然の風が家の中を通っていくので、空調を入れなくても快適に過ごしている。
2013年ジェルコデザインコンテスト全国大会 全国優秀賞 マンション