2019/09/08更新2like12206view

著者:SUVACO編集部

この手があったか!建築家の狭小住宅から学ぶ、限られた空間を有効に使う方法

注文住宅やリノベーションで、どんなおうちにしようか考えているとどんどんスペースが足りなくなってしまうことがあります。土地や空間には限りがあるため、有効に使うことができなければ充実した家づくりは難しいでしょう。今回は建築家の狭小住宅から学ぶ、上手な空間の利用方法について紹介します。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

階段のスペースを上手に活かした見せる収納

狭小住宅でまず悩みの種になるのが収納の確保です。収納が少ないと居住スペースまで物があふれて生活に支障をきたしてしまいますよね。

そんな悩みを解決するため、"階段下"というデッドスペースになりがちな場所の有効活用をしながら、お洒落な見せる収納にまで格上げさせている住宅です。階段の下にワインやワイングラスがある生活なんて素敵です。

狭小住宅における、面白い収納場所の確保の方法

狭小住宅では、物理的に収納が少なくなりがちですが、アイデア次第で予想外な場所に収納を確保することができます。狭小住宅においては無駄な場所なんてどこにもありません。

こちらの家では階段の途中、階と階の間に隙間を作ることで収納スペースを設けています。見せる収納としてもお洒落で、また動線上なので取り出しやすく便利です。
森清敏/川村奈津子「たまらん坂の家」

スキップフロアを活かした空間づくり

狭小住宅の空間有効活用術と言えば"スキップフロア"です。スキップフロアとは、同じ空間の中でフロアに段差を作ることで有効に使うだけでなく、実際の面積よりも広く見せるつくりを言います。少しの段差によって部屋を仕切るため、壁など遮るものがなく、部屋同士のつながりや明るさを保つ効果もあります。

こちらは中庭から室内へ続く通路から一段下げてリビングをつくり、うまくフロア分けしています。
森清敏/川村奈津子「たまらん坂の家」

狭小住宅における効果的な階段の役割と種類

狭小住宅では階段のつくりにも特徴があります。先ほども紹介した階段の下を収納にする方法と、螺旋階段にして階段の面積自体を小さくし、さらに吹き抜けにすることで明るさを確保するという方法があります。

こちらの事例は壁面全てが収納になっているため、収納力は文句なしですし、たくさんの木材を組むことで構造的にも強くなっています。

狭小住宅ならではの壁のない生活でのプライバシーの問題

先ほども紹介しましたが、狭小住宅では壁を作らずにスキップフロアで部屋を仕切る方法がよく採用されます。狭い面積ながらも圧迫感がなく開放的であるというメリットがある半面、プライバシーが確保できないなどの問題も発生しがちです。

こちらの家ではエントランスに来た来客などには、リビングやベッドルームなどのプライベート空間が見えないような家づくりがされているため、開放感はそのままにプライバシーが守られています。
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