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夫婦のアトリエも兼ねた、東京の都心の住宅街の中に建つ住宅。
敷地の外形に合わせて平面的に少し変形した箱の中に、本棚の棚板のような床がいろんな高さに浮いているような構成でこの住宅は作られている。それらの棚板のような床には好きな家具が好きな場所に置かれて、ダイニングやキッチン、リビングやベッドルームになっている。大きな気積をもったこの箱の中には、浮遊している棚板の床の上でのいろんな生活の場所が360度の視点で展開していく。この箱の中では生活する場所が従来の生活動線のようなもので一方向的につながっていくものではなく、3次元的な距離によってそれぞれが見え隠れしながらつながっている。それぞれ平面的には隣り合い開放的でありながらもその距離によって適度な分節を同時に確保している構成である。
大きな家具のようなこの小さな住宅は、生活そのものを収納していくような、そんな住宅になっている。
2013/ 住まいの環境デザイン・アワード 東京ガス賞
2013/ 東京建築士会 住宅建築賞