2016/08/03更新1like22659view

著者:SUVACO編集部

全館空調のメリット・デメリット

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

全館空調。意外と一般家庭で普及してきているということご存知ですか?
全館空調というと…高そう。と反射的に思ってしまいますよね。セレブ家限定設備みたいな…

ところが実際はそうでもないようです!

導入の初期費用は当然個別空調(各部屋にエアコン)よりもだいぶ高くなりますが、ランニングコストはライフスタイルによってはお得になったりもするようです。また、だいたい10年くらいのエアコンの寿命に対して、全館空調は約30年だそうで、エアコンの買い替えを考えると30年間の総額はお得になったりするようです。…まあ、全館空調にも30年の間にはきっと部品交換や故障修理などが入るので、簡単には計算できないなーと思うわけですが。

快適性が伴っていないのでは意味がない!と諦めかけていた憧れの吹き抜けリビングが、全館空調のおかげで野望再燃です。
こういうのとかー。
粕谷淳司 + 粕谷奈緒子 / KAO「001」
こういうのだってー。
浅利幸男「善福寺の家」
オープンな子供部屋にも対応できるー。
理想の家の夢が広がります!!
※これらのプロジェクトが全館空調を採用しているというわけではありません。
各専門家にお問い合わせください。

ということで、今回は私がざっと調べた全館空調の特徴を共有したいと思います。
空調自体のメーカーはもちろん、地域、間取り、ライフスタイルなど条件によってまったく異なりますので、気になった方は各自研究してくださいね。

【メリット】

・1年中、廊下やバス・トイレも常に快適温度
・冬に冷たいバスルームで心臓発作、などということが防げる
・各部屋に無骨なエアコンを設置しなくて良いので、見た目がよい
・家具に優しい
・オープンな間取りにも対応
・掃除が1個でいい

【デメリット】

・初期費用が高額
・ライフスタイル次第ではランニングコストが高額(逆に安くなる可能性も有)
・機械が巨大なため、約半畳の設置場所が必要
・冬期・夏期に故障すると、直すまでどの部屋も地獄
・故障時の修理が高額(メーカーはほとんど故障しないと謳っている)
・自然と程遠い

【メーカーの謳い文句と実際の使用者の声(ネット収集レベル)が異なるため、要確認な部分】

・乾燥(各メーカー対策を講じてきているようだが、効果のほどは要確認)
・ほこり(24時間空気が動いているため、ほこりが溜まらず掃除が楽という意見と、1年中ほこりが舞っている、という意見アリ)
・足元が寒いため、床暖の併用必須?(地域によるのかもしれません)

【メーカーにより異なる部分】

・温度設定(個別の部屋でできたり、1階と2階で分けられたり)
・細かい機能や性能、暖め方や暖められる面積などいろいろ
と、こんな感じでしょうか。
機械自体が日々進化していると思われるので、使用者の声も数年前のものでは参考にならない面もありそうです。最新情報は各メーカーに問い合わせてみてくださいね。
そして、エアコンのように買って取り付ければよい、というものではないので、設計段階で専門家と十分に話し合う必要があります。
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