黒板塗装(チョークボードペイント)をお部屋の壁に取り入れる方が増えています。教室の黒板みたいにチョークで絵や文字が書け、マグネットを使用することも仕様によっては可能。最近はカラーも豊富になっているのも魅力の一つ。さて、一体どんな使われ方があるのか事例をご紹介します。
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黒板塗装ってどんなもの?
施工依頼時に知っておきたい塗料の種類
黒板塗装の取り入れ方
黒板塗装ってどんなもの?
黒板塗装(チョークボードペイント)ってご存知ですか?
お部屋の壁や板、家具やグッズに塗るだけで簡単に黒板の質感となり、チョークで絵や文字が書けるようになる塗料のことです。
ガラス瓶のような小さなものから壁のような大きなところまで、いろいろな場所に取り入れることができます。
黒板と言ってもブラックやブラウン、ピンクなどカラーバリエーションも豊富。マグネットを貼り付けられる機能を持たせた製品もあるため、昨今リノベーション時に取り入れるお宅も多くなってきているようです。
リビングダイニングをカフェ風にしたい、子供が自由に絵を描けるようにしたい、など使い道はさまざま!
施工依頼時に知っておきたい塗料の種類
施工業者に黒板塗装を依頼することにしたら、まずは塗料の種類についてです。
黒板塗装に使用する塗料の種類には「水性」と「油性」があります。
「水性」は、水で薄めて使う塗料で、臭いもあまりせず乾燥も早い扱いやすい製品です。カラーバリエーションも豊富。ただその分耐久性に欠ける、といったデメリットも。長期間利用していると剥がれてくるので、塗り直しが必要になってくるかもしれません。
「油性」は、希釈剤としてシンナーを利用するため臭いが強く、乾燥にも数日間単位の時間がかかります。また、利用できるカラーバリエーションが限られる、といったデメリットも。しかしその分、耐水性・耐久性の良さや書かれたチョークの消しやすさでは水性タイプよりも優れている、といえるでしょう。
塗料のほかに使うのは「下地剤」。下地剤は塗料の吸い込み止めなどの機能があるのですが、マグネットを使用したい場合には、マグネット機能のある下地材が必要となります。塗料の中に防サビ加工された鉄の微粒子が含まれており、施工後にはマグネットの付く壁面が出来上がります。
これらのことを踏まえて、施工業者にどんな種類の黒板塗装にしたいかを依頼しましょう。塗装をする部屋の環境や条件、塗装〜乾燥までにかかる日数、臭いの残り具合など、気になることは事前に話し合いと情報共有をし、疑問点を解決しておくといいでしょう。
黒板塗装の取り入れ方
それでは実際に黒板塗装された素敵なお部屋をご紹介しましょう。
ダイニングの壁を黒板塗装し、おしゃれなカフェレストランのように仕上げています。
季節に合わせたアイテムとイラストを組み合わせても楽しいですね。
こちらはマグネット機能のある黒板塗装。写真やイラストを貼ったり、黒板にも書き込めたりと自由自在。
リビングの一画にある、子どもたちのデスクコーナー。
大きな黒板は本当に教室のよう。床はチョークの粉が落ちてもお掃除しやすいタイル張りにしました。
玄関ホールのアクセントウォールとして使用している例です。木目の中にダークカラーが映えるモダンで大人な印象の黒板塗装です。
リビングにグリーンの黒板塗装を取り入れています。
全体的に柔らかな印象のお部屋にしたい場合はこういったカラーリングも良いですね。
子どもの遊び場として、家族のコミュニケーションボードとして・・・さまざまな黒板塗装の使われ方をご紹介しました。
色を選ぶ場合は、施工業者から実際の色見本を借りして、取り入れたい部屋で実際に色がどう見えるか、昼と夜の明かりの違いでどう感じるか、部屋の雰囲気や家具と調和するかなどを確認してからカラーを決めることをおすすめします。
黒板塗装に使われる壁面が広い場合、使われる塗料の色調が人に与える印象はとても大きなものとなるので、事前に確認してから依頼しましょう。