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設計、監理を担当
古民家の木組みは材料の使い方とともに職人の知恵と工夫の詰まった味わい深いものです。
それを利用し堅牢で快適な住まいになるように設計者の知恵と工夫が試されます。
住まいは経済性もあるためいかに最善の方法をとるか、バランス感覚も大切です。
玄関ホールは2階の屋根裏の部分と一体化、この家の歴史でもある木組みを見せ、来客を迎える。 撮影:鈴木喜一
増築部の減築、基礎の新設、軸組の耐震改修、外内部の仕上げと開口部の改修、設備の取替えを行いました。 プランは使いやすくするために改修の範囲で変更しました。 また、温熱環境においては、断熱改修と空間に合った空調、床暖房を行いました。 住まいは、古き良さを残し、新しく生まれ変わりました。
新築そっくりさんというものがあるが、民家再生は新築にそっくりだけではなくその住まいが持っている良さや歴史を受け継ぎ次世代につなぐものと捉えたい。質の良い物をつくればそれを大切に使うという心がうまれ、家族の歴史が刻まれる。木の文化にも受け継ぎの文化を根付かせたい。
小屋組は小屋束が程よく小屋梁を貫通して立体的に固まっているため接合部を金物補強することでより堅固なものとした。 2階床は表し3寸角根太に床の無垢厚板を接合することで水平構面をつくった。 撮影:鈴木喜一
新旧の木の色のコントラストに、歴史の受け継ぎを感じて欲しい。 撮影:鈴木喜一
1階床組、2階床組、小屋組と通し柱で考えられた伝統工法に基礎と耐力壁と金物を加えバランスを考えた耐震とした。 撮影:鈴木喜一
照明も空間に合わせつくる。 木に陶製ソケットをはめ込んだ経済的な照明です。 撮影:鈴木喜一