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夫婦二人の為の、RC2階建住宅の2階のみ、水回りを中心としたリノベーションの計画。
間仕切りの扉を無くしながら、適度なプライバシーを保てる空間の構成が求められた。
現状の廊下から各部屋に分岐するプランを、RC躯体を出来る限り手を付けず、水回りの面積と収納量の拡張をする為に、LOUNGE→バスルーム→寝室と回遊性のあるプランに変更した。
開口部が少なく光の入らない場所であった水回りの空間を光天井とする事で、部屋ごとの「明」と「暗」を反転し、水回りの空間は光溢れる「外部」の様な空間とした。
これによって、「LOUNGE」→「バスルーム」→「寝室」という生活の動線の中に「内部」→「外部」→「内部」という一連のシークエンスを生み出している。また、部屋ごとの開口部にアーチ型のステンレス(2B)枠を設ける事で、各空間の切り替わりをより劇的なものとした。
寝室は既存の高さのある勾配天井を生かしながら、入れ子状に箱形で囲う事で、開放感とプライバシーを両立している。
表層的なリノベーションではなく、限られた面積の中でシークエンスを導入する事で、多様な居場所が混在する空間となった。