2016/09/16更新2like43069view

著者:Mayflower

タンクレストイレとタンク式トイレのメリット・デメリット比較

毎日使うトイレ。綺麗で快適にしておきたいですね。トイレのリフォームを考えた時、まず頭を悩ませるのは、昔からあるタンク式か、最新型のタンクレスにするかということではないでしょうか?今回は、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。トイレを選ぶ時の参考になれば嬉しいです。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

タンクレストイレとは?

タンクレストイレとは、便器の後部にタンクが無く、便器本体とウォシュレットが一体になっているトイレのことです。昔からあるタンク式トイレと比べて、とてもスマートで洗練されていて、おしゃれな空間を作ることができます。
【メリット】
1.デザイン性が高い
デザインがシンプルでスッキリしているので、スタイリッシュな空間を作ることが出来ます。

2.空間を広く使えて、掃除がしやすい。
タンクがないため、便器の奥行きが短く、タンク式トイレよりも空間を広く使うことができ、その分掃除もしやすくなります。また、タンク式トイレのようなデコボコした継ぎ目がないので、便器自体のお手入れもしやすくなります。
3.連続して水を流すことが出来る
水道直結方式のため、タンクに水が溜まるのを待つ必要がなく、水を連続して流すことが出来ます。

4.節水効果が高い
10年位前までは、洗浄時に約13Lの水量で流していましたが、今はその約3分の1の水量で流すことができます。タンクレストイレはタンク式トイレよりも節水効果が高くなります。
【デメリット】
1.停電時、断水時に水を流せない
タンクレストイレは、電気を使って水を流す仕組みなので、停電した時は、水を流せません。
断水にならない限り使用することはできますが、基本的にはバケツなどで水を流さなくてはなりません。

2.水圧によって設置が困難な場合がある
タンクレストイレは水道直結方式であるため、水圧が低いと設置できない場合があります。水圧が低いと、トイレの水の流れが悪かったり、詰まりやすかったりします。しかし、最近では水圧の弱さを補うことが出来るブースター(加圧装置)や、一時的な小さなタンクを内蔵しているものなど技術が進歩していますので、水圧が弱くて設置できないということは減ってきています。
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3.新しいウォシュレットに交換出来ない。
タンクレストイレは、ウォシュレットが一体型のデザインです。温水便座部分だけが故障した場合、便座のみを購入して交換することが出来ません

4.手洗い器を別に設置しなければならない
タンクが無いため手洗い器を別に設置する必要があります。特にマンションでは配管工事が別に必要になる場合もあり、事前に調査する必要があります。場合によっては、大掛かりになり、工事費がかさみます。

5.タンク式トイレより価格が高い
タンク式トイレに比べてタンクレストイレは価格が高くなる傾向があります。メーカーにより異なりますが、大体7万〜10万円位の差があるようです。

タンク式トイレとは?

タンク式トイレとは、タンク部分と便器本体、便座が組み合わさった昔からあるトイレのことです。一般的に洋式トイレと言えばこのカタチを想像する方が多いのではないでしょうか。
【メリット】
1.停電時でも、汚物を流すことが出来る
タンク式トイレは洗浄レバーを引いてタンク内に溜まった水を流す仕組みなので、停電時でも(洗浄便座の機能は使えませんが)汚物を流すことができます。また断水時でもタンク内の水で1回分は流せます。

2.水圧に関係なく、汚物を流すことが出来る
洗浄レバーを引いて、タンク内に溜まった水を流すので、水圧に関係なく汚物を流すことが出来ます。一般的に、水圧が低い一戸建ての2階やマンションの高層階の場合でも、安心して取り付けることが出来ます。
3.タンクレストイレに比べて価格が安い
タンクレストイレに比べて比較的安価にリフォームすることが出来ます。

4.「手洗い付き」タンク、または「手洗い無し」タンクを選択することが出来る
タンク式トイレには「手洗い付き」と「手洗い無し」の2種類があり、使い勝手により選択することが出来ます。「手洗い付き」タンクの方が、少々価格が高くなります。

5.ウォシュレットの交換が出来る
タンクレストイレと違って、ウォシュレットが故障したときに便座だけを簡単に新品と交換することが出来ます。
【デメリット】
1.スペースが狭くなる
タンク式トイレはタンクがあるため、トイレの空間が狭くなってしまう可能性があります。

2.デザインが少々野暮ったい!?
タンクレストイレに比べると、やはりデザイン的に少々野暮ったい印象があります。
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3.タンク内に水が溜まるまで流すことが出来ない
タンク式トイレは水圧に影響されませんが、タンク内に水がないと連続して水を流すことが出来ないため、水が溜まるのを待たなくてはなりません。

4.タンクレストイレに比べて、隅々まで掃除がしにくい。
タンク式トイレの場合は、タンクの裏側などは、手が届きにくくなってしまうので、掃除が少々大変になります。掃除のしやすさを考えるとタンクレストイレの方がおすすめかもしれません。
以上見てきましたように、タンクレストイレ、タンク式トイレにはメリットとデメリットがあります。それぞれのメリット、デメリットをよく理解して、ご自分のライフスタイルに合った、納得のいくトイレを選択するようにしてくださいね。いずれにしろ、トイレをリフォームする時は前もってリフォーム会社や専門家に相談することをおすすめします。素敵なトイレが作れるといいですね。
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