2020/08/28更新1like5224view

著者:SUVACO編集部

壁紙にデザインを取り入れたら、新たな世界観が生まれました

壁紙選びの際、多くの方が無地のものを選択されます。また、アクセントウォールを設けた事例でも、壁の一面だけ色を変えたタイプのものがよく見られます。

でも無地のものの代わりにデザイン性の高い壁紙をあしらったら。空間の色や温度感、広がりまでを演出することができることに、SUVACO編集部は今回改めて気づきました。

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“壁紙”のイメージを刷新するブランド「WhO」の施工物件2つを取材しました

昨年(2019年)家づくりの専門家を招いて開催した壁紙についての座談会で、専門家の皆さまからもそのバリエーションの豊富さと高品質な発色、カスタマイズ可能なフレキシブルさに驚きの声が上がった壁紙ブランド「WhO」。

今回SUVACO編集部は、座談会に参加されていた株式会社リビタ株式会社サンウッドが、それぞれに手掛けた物件を取材しました。
WhOの壁紙でより印象深い空間となった2つのお部屋を、さっそくご紹介していきましょう。

「住」と「職」が両立するコンセプチュアルなワンルーム

リビタがWhOの壁紙を取り入れたのは、東京メトロ千代田線「乃木坂」駅から徒歩2分、東京メトロ千代田線「六本木」駅からも徒歩5分という恵まれた立地にあるマンションの一室。この周辺には、美術館やアートギャラリーも多く存在します。

このお部屋は、比較的コンパクトな物件を“広い物件に手が届かないから”ではなく、“自分のライフスタイルに必要なものだけを身の回りに置く心地よい暮らし”のために選択する……というリビタからの提案を形にした新たなリノベーションマンションシリーズ「mydot.」の1つとして企画されました。住む方の性別や年齢は特に意識せず、この街の表情とここでのライフスタイルを考え、コンセプトを練り上げていったそうです。

こちらのお部屋で使用したWhOの壁紙は、「look.」シリーズの“Seaside”(海辺・海岸)と名付けられたパターン。
“look.”はアメリカ・ダラスを拠点に展開する壁紙ブランド「look. Walls & Interiors」の感性に訴えるドラマティックなデザインを、日本の仕様規格に合わせて展開しているシリーズです。(画像提供:WhO)

“look.”はアメリカ・ダラスを拠点に展開する壁紙ブランド「look. Walls & Interiors」の感性に訴えるドラマティックなデザインを、日本の仕様規格に合わせて展開しているシリーズです。(画像提供:WhO)

このシリーズのプランニングを担当した企画の竹之内 さやかさんは、この専有面積 約43.2㎡のお部屋のコンセプトを「“暮らす”と“働く”が心地よく共存する場」としました。住まい手のイメージは、周囲の美術館やアートギャラリーで感性をインプットし、お仕事にアウトプットするアーティスティックな方。企画・施工は2019年ですが、在宅ワークが一般的になりつつある最近の傾向を先取りしたコンセプトですね。

「暮らしと仕事のバランスにもいろいろなパターンが考えられるので、完全にエリアを区切るプランも検討しましたが、最終的に選択したのは、3か所に配したカーテンでエリアを緩やかに区切ることも、そのまま広い空間として使うこともできる自由度の高いプランです」と竹之内さん。
写真手前のスペースは寛ぎのスペース。写真奥の玄関付近は働くスペース。テーブルやソファの造作家具は、かすがい型の連結金具を外してレイアウトが変更できます。(画像提供:リビタ)

写真手前のスペースは寛ぎのスペース。写真奥の玄関付近は働くスペース。テーブルやソファの造作家具は、かすがい型の連結金具を外してレイアウトが変更できます。(画像提供:リビタ)

「コンパクトなお部屋は、イメージした世界観がつくりやすいんです。“こうしたい”を実現しやすい。企画を考える私たちもそうですし、住む方にとってもそうじゃないかな」と竹之内さん。(画像提供:リビタ)

「コンパクトなお部屋は、イメージした世界観がつくりやすいんです。“こうしたい”を実現しやすい。企画を考える私たちもそうですし、住む方にとってもそうじゃないかな」と竹之内さん。(画像提供:リビタ)

「造作家具の脚や金具のアクセントカラーとWhOの壁紙パターンは、お部屋のアクセントとして最後まで厳選しました。わたしも他のメンバーも“look.”のシリーズに魅かれ、その中でもいくつかで迷って。最終的には就寝するスペースなので、ゆるやかな波に揺られるような心地よさでリラックスできそうなこちらのパターンに決めました。」と竹之内さん。

世界観の重要な要素を担うこの壁紙は、就寝スペースの他にウォークインクローゼットやトイレの中にもあしらわれ、そのスペースを使うたびに目を楽しませてくれます。
使いやすそうなウォークインクローゼットの中も世界観を統一。お洋服もこの空気感を邪魔しない色やデザインを選びたくなってしまいそう。(画像提供:リビタ)

使いやすそうなウォークインクローゼットの中も世界観を統一。お洋服もこの空気感を邪魔しない色やデザインを選びたくなってしまいそう。(画像提供:リビタ)

トイレやもう1つのクローゼットの中にも。扉を開けるたびにうれしくなりそうです。(画像提供:リビタ)

トイレやもう1つのクローゼットの中にも。扉を開けるたびにうれしくなりそうです。(画像提供:リビタ)

デザイン性の高いクロスの中には、素材が薄くて下地を拾ってしまうようなものもある中、「WhOの壁紙はしっかりとして貼りやすい」と施工会社の方からも評価が高かったそう。

竹之内さん:
「今回の表面加工はスタッコ仕上げにしたのですが、他のタイプも使ってみたいですね。また、いろいろなサイズが選べるウッドパネルにWhOの壁紙をアートのように貼りこんでもらえるそうなので、アクセントクロス代わりにモデルルームに置くのもいいなと思っています。また、WhOさんではファブリックへの展開も可能と伺ったので、今回のようにカーテンを使ったプランで使用できたらいいなと期待しています」
と、今後のWhOの活用をイメージしていらっしゃいました。

ファミリーが暮らしやすい、こだわりの2LDK+S

サンウッドが手掛けたお部屋は、東京メトロ日比谷線「入谷」駅、東京メトロ銀座線「稲荷町」駅、JR山手線「上野」駅の3駅が徒歩圏内のマンション。広さ61.64㎡の2LDK+S(サービスルーム)です。

このお部屋の営業を担当するサンウッド 樋田(といだ) 忠さんは、「ファミリーに愛されるお部屋でありながら、オーソドックスなだけではなくWhOの壁紙で斬新なアクセントをつけたかったんです」と話します。

サンウッドが選んだWhOのパターンは、「“イノベーション”と“クリエーション”」をキーコンセプトとするパリのプロダクトブランド「PAPIER TIGRE(パピエ ティグル)」とコラボレーションした“TRESSE”というパターン。編んだ竹の葉がモチーフとなっています。
インパクトが強いパターンが多い「PAPIER TIGRE(パピエ ティグル)」コラボレーションの中で、この“TRESSE”のパターンは、スタイリッシュかつ主張しすぎないデザインです。(画像提供:WhO)

インパクトが強いパターンが多い「PAPIER TIGRE(パピエ ティグル)」コラボレーションの中で、この“TRESSE”のパターンは、スタイリッシュかつ主張しすぎないデザインです。(画像提供:WhO)

「メリハリをつけたくて、地色とラインの色が反転した2つのカラーをエリア別に配しました」と樋田さん。玄関のドアを開けると、早速こちらの壁紙が迎えてくれます。
玄関周りは白地にグレーのライン。洗練されたインパクトで来訪者を迎えます。

玄関周りは白地にグレーのライン。洗練されたインパクトで来訪者を迎えます。

よく見るとこちらのパターンは、模様が下に行くほど細くなっています。一般的に築古のマンションでは天井高に閉塞感を感じることも多いのですが、このパターンの視覚効果のせいか伸びやかに感じられます。
伸びやかに空間を彩っています(画像提供:サンウッド)

伸びやかに空間を彩っています(画像提供:サンウッド)

収納がたっぷりの玄関ホールを抜け、さらに中に進みます。
格納可能な間仕切りを開放して、リビングとつなげることもできるベッドルームにはこちらの配色の壁紙が。
こちらはグレーの地色に白のライン。玄関周りとは配色が反転しています。

こちらはグレーの地色に白のライン。玄関周りとは配色が反転しています。

落ち着ける空間を、上品でモダンな印象にグレードアップしています。
「このパターンは “これだ!” と迷いなく決まりました。住まい手として意識しているファミリー層の暮らしの中に、品よく斬新なエッセンスを加えることができたのではないでしょうか。WhOのご担当者から、とても親身にいろいろとご提案をもらえたのもうれしかったですね。」と樋田さん。

家族が暮らしやすいよう各スペースに収納を充実させ、書斎にぴったりなお部屋も用意。扉の質感や広い浴室など住み心地の良さにこだわったこちらのお部屋。
WhOの壁紙は、そこで暮らすご家族や来訪者を心地よく楽しませてくれそうです。
想定される住まい手も間取りも全く異なるこの2つの空間。WhOの膨大なバリエーションの中からリビタサンウッドがそれぞれ選択したパターンは、まるでその空間のためにつくられたかのようにしっくりと馴染みながら、そこに欠かせない存在感を放っていました。

見飽きないデザインなのに空間に与える影響力は大きく、デザイン壁紙の取り入れ方としてとても参考にしたい2例です。

壁紙選びで迷っている方は、デザイン性の高い壁紙という選択肢も加えてみてはいかがでしょうか。あなたの気持ちやライフスタイルにぴったりはまるデザインを見つけたら、きっと見るたびに心がほぐれる空間がつくれるはずです。

【事例を手掛けた専門家】
> リビタのプロフィールはこちら
> サンウッドのプロフィールはこちら


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