2021/02/04更新1like10445view

著者:tennto1010

妄想!デュアルライフ|二拠点居住はもう夢で終わらせない

コロナ禍により、ライフスタイルをドラスティックに変えていく必要性がますます求められるなか、居住形態の選択肢の一つとなってきたデュアルライフ(二拠点居住)。

今回は、これからの時代のデュアルライフにフィットする住まいとはどのようなものか、考えてみます。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

今、なぜデュアルライフか

デュアルライフ(二拠点居住)とは、都市と田舎など異なる二つの生活拠点をもち、行き来するライフスタイルのこと。それぞれの場所の良さを生かした時間の過ごし方を補い合いながら、より豊かな暮らしを実現させようというもの。

贅沢な別荘生活とは異なるものの、これまではフリーランスなどの限られた職種の人だけが手に入れられる特別なライフスタイルという意識が定着していました。
ところが、コロナ禍でのテレワークの普及など働き方の転換期を迎え、居住地の捉え方にも変化が生まれています。従来からのリフレッシュの場としての拠点の役割に加え、仕事の場として、あるいは一人になれる場所としてなど、生活にメリハリをもたせる役割を他拠点に求める人たちが急増。改めてデュアルライフの価値が再評価されています。
SUVACOが行った、コロナ後の住まいの意識変化に関する調査結果からも、決して少なくない割合の人が二拠点居住を意識していることが分かってきました。
新型コロナウイルスによる影響で、住宅購入あるいはリフォーム・リノベーションの要望や条件に変更はありましたか?あてはまるものをお選びください(回答数: 175)

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都市部に拠点を持つ人が、郊外や田舎に隠れ家を持つ。
あるいは郊外に拠点を移して、都市部にコンパクトなサテライトスペースを持つ。

購入や賃貸をはじめ、昨今では全国住み放題のサブスクリプションサービスなども充実していて、二拠点〜多拠点と住まいの選択肢は無限大です。

形態の如何(いかん)に関わらず、一拠点での生活だけでは得られない多角的な価値観が広がることで、仕事にも人生にも幅が生まれる、それもデュアルライフの大きな魅力の一つです。
人生が二度おいしくなるようなデュアルライフ。そのための理想的な住まいはどのようなものでしょうか?事例を参考に想像をめぐらせてみましょう。

コンパクトな拠点の理想形

端正な事務所兼自宅の、団地リノベーション。
団地ならではの緑の多さや物件購入のコストが抑えられることも大きな魅力の一つですよね。団地内にスーパーやコンビニがある場合も多く、利便性も抜群。さらに団地コミュニティに上手に入り込むことができれば、充実したデュアルライフが手に入りそうです。
60㎡とコンパクトながら、機能に合わせ各エリアを緩やかに棲み分け、広がりと奥行きが共存する空間になっています。

倉庫リノベで普段と違う自分に

家族の生活も含めて、人生のうちの長い時間を過ごす家であれば、日々の生活の合理性を優先せざるをえませんが、プラスαの拠点でなら本宅では叶わなかったことにも挑戦したいですね。

例えば、こちらの高架下の倉庫をリノベした仕事用のセカンドハウス。4mの天井高やアイアンの窓、広い土間などなど憧れのオフィスアイテムが満載です。こんな場所なら仕事もスマートにはかどりそう。

逃避できる遊び場も必要

家族と暮らす生活からちょっと距離をおきたくなった時、ひとりになれる場所があったら……。近頃では誰もが妄想しているかもしれません。

そんな夢を実現させたこちらの事例。自分の好きなこと、叶えたいことだけにフォーカスしてつくりあげた完全なプライベートハウスです。裏庭に続く土間を自転車で走り抜ける!2階からすべり棒で1階に降りる!そんな子供が夢見るような自由が手に入るのも、二拠点なればこそですね。

好きを最優先に

一目惚れした家具や気になる素材、好みのインテリアテイストなど、感性のおもむくままに住まいをデザインできたらとっても贅沢ですよね。こちらはまさに、直感にしたがって住まいをデザインし、最高の居心地を実現させた事例。ゲストハウスのつもりが、こちらの住まいで過ごす時間の方が多くなっているのだとか。

近郊に分居

二拠点間の行き来を考えると、移動は1時間〜2時間以内が理想と言われています。
こちらは、東京近郊で拠点にしたい理想であり憧れの地、鎌倉の住まい。シンプルな空間だからこそ際立つ静寂な空気が、家族の時間を優しく迎えています。
若原一貴「鎌倉の分居」

とっておきの小さな場所

拠点に必要な広さについて迷っている人に参考にしていただきたいこちらの事例。森の中に建つ50㎡あまりのこじんまりとしたキャビン(小屋)は、フレキシブルな空間づくりをすることで、数値だけでは計れない、住む人にとって最適なスペースを生み出しています。

必要最低限のものだけを揃えたミニマルな空間でありながら、そこで過ごす時間は満ち足りた幸福感でいっぱいです。
K+S アーキテクツ「森の小屋/とっておきの時間を過ごすための小さな居場所」

少し長めのホテル滞在

デュアルライフを少し長めのホテル滞在と捉えると、拠点づくりがイメージしやすくなるのではないでしょうか。考え抜かれた必要最低限のものが揃うホテルの部屋を、ちょっと自分好みにカスタマイズする。そんな明快なコンセプトがあると理想の拠点づくりにスムーズにたどり着けるはず。

空き家の活用で地域貢献

増加し続ける空き家問題の解決策としての拠点利用も、ぜひ意識しておきたい側面です。

地域の活性化に積極的な自治体では、移住者を迎えるための各種サービスや補助制度なども充実しています。自治体が運営する空き家バンクの利用なども検討してみてはいかがでしょうか。

築後数十年が経ち、一見老朽化が激しい建物も、適切に手を入れることで見違えるようによみがえります。ただし、不動産仲介やリノベーションについては信頼できる業者、専門家に必ず相談するようご注意ください。

何はともあれ、物件探しとコスト問題

デュアルライフをはじめるうえでの一番のネックは物件探しとコストですよね。知らない土地での物件探しはゼロから手探りで始めなくてはいけません。

そんな時は、地元をよく知るリノベーション会社のワンストップサービスを利用すれば、物件探しからリノベーションまで一括したサービスが受けられます。物件とリノベーション工事との予算の取り合いバランスなどが相談できる点も大きなメリットです。
二拠点を持つためにはクリアすべきことも多く、実現は簡単ではありません。しかし、たとえ“妄想”に終わったとしても、自分が求めているライフスタイルを思い描くことで、今の生活を改善するヒントが見つかるかもしれません。より良いライフスタイルを探し続ける情熱は、こんな時だからこそ必要なのではないでしょうか。
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