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設計、土地・物件探しを担当
住宅街のなか、細かく分譲された一角にあるすまいです。
まわりの住宅に囲まれやや閉じた暮らしが想定されたため、1階に寝室や水まわりを配し、2階に家族があつまり食事やくつろげる広めのスペースと台所、そのとなりに居職空間を設けています。
遠くに海が見える遠景を取り込みたい
住宅地ながら緑や庭・家庭菜園を楽しみたい
車社会の郊外の住宅地にあるため、外観は、道路から駐車スペース分、セットバックして住まいを配置するまわりの風景になじませつつ、駐車スペースを芝で覆い、植栽をそえることで親しみを持てるたたずまいを意識している。また道路から玄関まで回遊する通路を設け、道路から建物に入るまでの間合いをはかる工夫をしています。
建て込んだ住宅事情から、1階の冬の寒さ対策として、屋根面で集熱した空気を家全体に循環させるシステムを採用しています。道路側の外壁は、時を経て味わいを増す漆喰塗とし、大きく開口を設けた南側は杉板を貼り、まぶしさを抑えるため塗装を施しています。
1階は南庭に向かって寝室を開き、共用の収納を介して子供室をつなげています。浴室や脱衣室を含め外部からの視線に配慮しながら、通風と光に満たされた静かな空間になるよう心がけた。2階は視界が広がる南東角にダイニングを設け、そのまわりにリビングや台所、回遊式のワークスペース・ロフトへの梯子を設けています。小さな住まいだからこそ、家族が一緒にいられる時間が限られているからこそ、引き戸を開ければすべての部屋がつながり、下階の気配がわかるような距離感を大切にしました。
木材や左官には地域の材料を用い、現場で手を動かす職人もこの地に根付いて仕事をしている方に依頼した。転居前から使っていた様々なものを新しい住まいに持ち込んでいる。ロフトの床材、照明のかさを化粧室の手洗いに、スノコを寝室の外階段とするなどなるべく廃棄を少なくすることをこころがけています。寝室の南側には家庭菜園を設け、堆肥や土づくりを楽しめるようにしています。
仕事がはかどる良い住まいができました。
8区画の分譲地すべてに家が建った後に設計に着手。
2年ほどまわりの様子をじっくり観察しながら計画しました。
庭は作ってよかったなと
外壁は外からの見栄えという以上にやはり住んでいる身として
嫌なことがあってもわが家が見えてくると前向きな気持ちになれるような家になったとおもいます。
工事費が予算より大幅にオーバーして出てきたので、色々なものを削る作業が印象に残っています。ロフトの室内窓はつくっておくべきだったと少し後悔していますが、それ以外は諦めて後悔したものがないほど気に入っています。