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設計、監理、エクステリア(庭・外構)、土地・物件探しを担当
大阪市内の昔ながらの長屋が残る住宅地に建てられています。3方を隣家に挟まれ、また狭い前面道路の向いにも住宅が建てられている条件のなか、いかに自然光を取り入れるかを考えたなか、プランを完成させています。全体は、『屋内のコート』、『屋外のコート』、『リビング』、『キッチンを含む水回り』、『主寝室、子供部屋(フリールーム)』で構成されています。敷地いっぱいの長方形の平面を3分割し、各室を”屋内のコート”と”屋外のコート”ではさむ、単純な構成をとっています。それにより、屋内のコート、屋外のコート、そして屋内外のコートに面している室、が生まれています。屋外のコートは、屋根のない外の場所として、屋内のコートは、吹抜のある内の場所として、限られたなかにも、光を感じる余白のスペースをつくることを考えました。小さな住宅の中にも、多様な風景と時間が織り込むことができるということを、この住宅で表現できればと考えています。
ネット検索から、ホームページをご覧くださり、ご相談をいただきました。土地探しからのご相談で、双方から土地物件の情報交換を行っていましたが、お施主様が地元の不動産会社さんから紹介していただいた土地を見学し、立地も気に入り、土地購入に至っています。古家付きの土地を、更地にして建築しています。
3方向を隣地に囲まれた敷地に建築されています。前面道路は、セットバック後に4メートルとなります。どのように自然光を取り込むかを最優先で考え、プランを組み立てています。長方形の平面を3分割し、中央に居住スペースをつくり、前方と後方を光の庭で挟み込むレイアウトを採用しています。前方の庭は、玄関土間を吹き抜けとしたトップライト(天窓)からの自然光が差し込み、後方の庭は、屋根のない屋外空間として自然光がたくさん入ってきます。居住スペースには、両サイドから異なる自然光が差し込んできます。トップライトからの自然光は優しく、屋外からの自然光は明るく、時間帯によって異なる自然光が、おうち時間を豊かにしてくれます。
テレビ番組の住人十色に出演されたことを喜んでくださいました。その後、お友達ご夫婦から、住宅新築のご相談をいただいたりしています。引き渡し後、数年が経過していますが、味わい深く変化してくれればよいなと期待しています。
ご相談をいただいてから、土地が決まるまでは数ヶ月が掛かり、見つかるかな?って思っていましたが、希望の土地が見つかってからは、一気に流れていきました。プランのご要望は、あまり細かな指示はなかったように思っていますが、思い切った提案をさせていただいた記憶が残っています。素材についても、実現したいと思ったことを、ほぼその通り実現できていますので、お施主様とは何度もやりとりを繰り返しながら、お互い納得のいく住宅が完成できたかなと思っています。
素敵な住宅ができたな、という印象が強く残っています。間取りの組み立てや、素材の選定など、キッチンや浴室の設備機器の選定まで、隅々まで創意工夫ができた住宅だと感じています。