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終の棲家に相応しく、最小限の面積を心がけながら、防犯性を考慮しつつ開放感と安心感の同居した住居の在り方を検討しました。
寝室と洗面、浴室を除く空間は一室空間として、床はフラット。周囲を障子で覆った空間の外には布袋竹が植えられ、道路側にはさらに格子が設えられた。そのお陰で奥行きと趣のある外観とともに、安心感と開放感が同居した終の棲家が出来たと思う。
障子張りの趣味の間です。初老の奥さんはここで俳句を詠むのが趣味です。座るところには畳を敷き、長時間でも座っていられるようにしました。リビング空間との一体感を維持しながら籠もれる小さな居場所をつくりました。
障子に3方を包まれるように計画したリビングです。カウンターレベルには敷き瓦が敷かれ、障子により濾過された優しいひかりは、敷き瓦に反射して空間全体に行き渡ります。太陽光によっては竹のシルエットが障子に映り込み、終日飽きること無く居ることが出来る空間です。
格子戸を開けて中に入ると露地が抜けています。露地に面して竹と障子に包まれた家が浮くようにして在ります。
都市郊外に建つ終の棲家の外観です。 奥にあるのは障子で囲まれた家屋で、格子と布袋竹のスクリーンを経て街と繋がります。終の棲家に要求される防犯性は時に閉鎖的な住空間を創り出し、住人と街との繋がりを無くしてしまう危険性があります。 この終の棲家では、安心感とともに、建物の抜けを創り出すために、格子と竹を用いて適切な透明性を創り出しました。