小窓といえば、ただ換気のために設置されている小さな窓と思っていませんか?実は小さくても機能性抜群で、デザイン性の高いものがたくさんにあります。
今回は、そんな小窓の魅力と上手に小窓を取り入れた事例をご紹介します。
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
小窓とは?
正方形の小窓
照明のような小窓
階段スペースの小窓
バスルームの小窓
子供部屋の小窓
キッチンの小窓
和の小窓
丸い小窓
こだわりのガラスを使った小窓
小窓とは?
小窓とは、決まった定義はありませんが、高さと幅が90cm程度の小さな窓のことを言います。
掃き出し窓や腰窓と比べると、見た目は小さく脇役的な存在ですが、大きな役割を担っているのです。採光はもちろんのこと、開閉式の小窓なら、掃き出し窓など大きな窓の通風性をより高めることができます。
また、機能性だけではなく部屋のスタイルづくりに重要なインテリアアイテムでもあります。
正方形の小窓
リビングの壁に等間隔に配置された小窓。椅子に座って食事をしている時などは外から見えませんが、立ち上がった時に景色が見えるよう、高さに配慮がなされています。
正方形を等間隔に配置することによって、空間がスッキリとまとまったイメージになります。
照明のような小窓
涼しげな真っ白い空間に、ランダムに配置されている小窓。まるで照明が設置されているかのようですね。LDKの中央に位置するオリーブの木が植えられた中庭と、白い壁の小窓が、幻想的な空間を作り出しています。
階段スペースの小窓
階段の間仕切り壁に小窓を設けることにより、光と風を室内の奥まで届ける工夫がなされています。また小窓が、シンプルな階段の壁のアクセントになり、抜け感を出して階段スペースの圧迫感を軽減してくれます。
バスルームの小窓
外からの視線が気になり、大きな窓を設けにくいバスルーム。天井付近に小窓を設けることにより、採光と通気性を確保しています。小さくても窓があるだけで、バスルームに開放感が出ますね。
子供部屋の小窓
こちらは将来、間仕切る予定の子供部屋です。あえて掃き出しの窓にはせず、押し出しの小窓を足元から天井付近まで配置してあります。まるでブロックを積み上げたような可愛らしい印象に仕上がっています。
キッチンの小窓
コンロ前の壁など閉鎖的で手元が暗くなりがちですが、左右対称に設けた小窓と、ハイサイドライトで明るさを確保しています。これなら日中は、照明がなくても大丈夫そうですね。また、正方形の小窓がアクセントになり、おしゃれなキッチンを演出しています。
和の小窓
こちらは和室に配置した地窓。地座り文化の日本ならではの小窓です。地窓は足元からの通風で畳の匂いを感じさせ、畳の湿気を防いでくれます。
丸い小窓
船舶窓を取り入れたユニークな小窓は、家の外観をインパクトあるものにしています。小窓が室内に明るさを取り入れるだけではなく、デザインの一部になっていますね。
こだわりのガラスを使った小窓
連なった小窓。1枚1枚、種類の異なるアンティークガラスを厳選して作ったこだわりの窓です。室内へ差し込む光の表情も楽しめます。
小さくても、大きな役割を担う小窓はお部屋の顔の一部です。種類だけではなく、設置場所によっても空間のイメージに大きく作用します。あなたなら、どこにどのような小窓を選びますか?