2018/05/01更新5like11663view

著者:太田みお

料理家が愛用する、ふだん使いの食器たち【心地よい暮らしのレシピvol.7】

この記事を書いた人

太田みおさん

料理家/ライフスタイルデザイナー。おもてなし料理とテーブルコーディネートの教室lifestyle atelier MAGNOLIA主宰。企業へのレシピ提供やコラム執筆も行い、「暮らしを美しく、心をゆたかに」をモットーに、食卓から幸せを創り出す活動を行っている。

料理家として仕事で毎日いろいろな食器を使いますが、おもてなしや撮影用、料理教室用とは別に、毎日家庭で使うふだん使いの食器たちをご紹介します。お気に入りが見つかればぜひ手に取って、食卓を彩ってください。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

使いやすい、ふだん使いの食器とは?

みなさんは、どんなお皿をふだん使いしていますか?

デザイン性が高くつくりが繊細すぎるもの、高価すぎるものなどはどうしても、日常では使いづらい部分がありますね。
とはいっても、毎日の食卓で手に触れて目に入るものは、やっぱりお気に入りがいい。上質でありながら普段使いしやすい、私が実際に愛用している食器たちをご紹介します。

有田焼 TYパレスプレート

パレスホテルのためにつくられたという、有田焼の1616/arita Japan(イチロクイチロク アリタジャパン)のお皿です。

花の形をしているのに甘すぎず、品のある美しいデザインと、マットな質感がとても魅力的です。見た目のよさだけでなく、使い勝手も抜群。とても丈夫なうえ、薄いつくりなので、複数枚重ねて収納してもかさばりません。大小サイズを重ねればより華やかで、おもてなしの演出にもぴったり。

ARABIA ブラックパラティッシ 21cm

これは毎朝、朝食の際に必ず使います。パン、目玉焼き、ちょっとしたフルーツや野菜を置いてちょうどいい大きさなので使いやすいです。取り皿としても重宝しています。

波佐見焼 陶房青のお皿

昨年、現地に行って、美しさに惚れて買ったお皿です。窯元の名のとおり、青の色彩がとてもあざやかで、深い海や高い空を思わせるような味わいがあり、とても美しいです。

リムが少し立ち上がっているので、汁気があるお料理やパスタ、カレーなど、万能に使えます。ワンプレートスタイルにいろいろ盛りつけても映えるんです。お揃いのシリーズでカップもそろえ、スープや副菜などを盛りつけて使っています。

美濃焼 藤山窯 どんぶり

横から見たときに足元がキュッと引き締まったシルエットが、伝説的陶芸家ルーシー・リーの作品をどこか思わせる印象で、ひとめぼれして購入したものです。グレージュの絶妙な色とマットな質感も好み。
このどんぶりは、蕎麦やうどんやラーメンなどの麺類や、ごはんものの丼メニューの際に使用しています。

美濃焼 M. STYLE 隠れ窯 小鉢 16cm

特殊な釉薬が使われており、角度によってさまざまな色を含んで輝く、美しい小鉢です。煮物の取り分け皿としてとても便利で、和食献立の夕飯によく登場しています。
酸の強いものは変色する可能性があるそうですが、取り扱いに困ったことは一度もありません。

オリーブの木皿 Arte Legnoなど

小料理をのせるのに重宝する木のプレートやボードは、断然オリーブ派です。
持ったときの程よい重量感、なめらかな触り心地、質感、丈夫さ、どれをとっても優秀です。合羽橋道具街の「風和里」というお店にいろいろなサイズのオリーブボードがたくさん売られていて、オリーブ好きとしては眺めているだけで楽しいです。

益子焼 わかさま陶芸 鎬(しのぎ)kinariシリーズ 飯椀

マットで艶のない釉薬が施され、鎬(しのぎ)という技術でなめらかなドレープのような縞模様ができあがっています。
ところどころ混ざるアイボリーが、味を出していてお気に入り。手で持ったときのやさしい馴染みがとてもよいです。

馬酔木誠(アセビマコト)さんのうつわ

大好きな、鎌倉に窯をかまえる作家さんのうつわです。
私好みのマットな質感と、筆で塗った跡がわかるのも、作家もののうつわならではのぬくもりを感じます。

形も1枚1枚すこし違うのが、味があってとても素敵です。リムの角度、陰影、どれをとっても美しい作品で、使うたびにほれぼれします。持ったときに軽いところも、使いやすいです。

美濃焼 作山窯のミニキャセロール 13cm

作山窯のお皿は、直線と曲線のバランス感が絶妙な、洗練された美しいデザインが特徴で、とても気に入っています。
このキャセロールは、グラタンやスープ、茶碗蒸しなどのお料理に重宝しています。絶妙なグレージュの色合いも好みなんです。

ステンレスの鍛冶屋風のデザート皿 12cm (新潟県燕三条)

日本一の金物の街、新潟県燕三条の、ステンレス皿。打ち付けた跡がおしゃれで気に入っています。
薄いので、10枚重ねてもまったく場所をとらないのですが、そのコンパクトさとは裏腹に、ティータイムやちょっとしたお菓子をのせるときにかなり重宝しています。ふだん使いから来客時まで、出番がとても多いお皿です。
今回は、私のふだんの食卓で大活躍の食器たちをご紹介しました。
毎日の食卓は、少しでも楽しく、幸せな気持ちで迎えたいもの。適当なお皿ですませるのではなく、ぜひお気に入りのうつわで楽しんでくださいね。
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太田みおさん

料理家/ライフスタイルデザイナー。おもてなし料理とテーブルコーディネートの教室lifestyle atelier MAGNOLIA主宰。企業へのレシピ提供やコラム執筆も行い、「暮らしを美しく、心をゆたかに」をモットーに、食卓から幸せを創り出す活動を行っている。

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