新しい季節!この春から新生活を始められた方も多くいらっしゃると思います。
新しいお部屋、インテリアはどんなものにしようかな……ワクワクする瞬間ですね。
家具や壁紙、カーテン……お部屋の印象を決定する要素は様々。なかでもとりわけ効果的なのでぜひお勧めしたいのが、間接照明。ということで、今回は「灯り」のお話です。
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カフェlampの「灯り」。
家でも。
遠い地でも。
夜も一緒に。
カフェlampの「灯り」。
私の経営するカフェ「lamp」。2018年3月で14年目を迎えました。店名のlampは「灯り」という意味です。最初、お店の名前は「slow」にする予定でした。ゆったりとした時間を過ごしてほしいという思いからです。
ところが、念のためslowの意味を辞書で引いてみると「商売がうまくいかない」という一文が!これはちょっとまずいな〜、なんか良い名前ないかな〜と思っていた矢先、友人からこのペンダントライトをプレゼントしてもらったのです。
ビー玉がたくさん編み込まれた、lampの看板ランプ。ぶどうのような。
「ランプ」って、暖かい響きがあっていいなと思い、またまた辞書を(笑)。するとそこに、とても素敵な言葉が並んでいました。「光・火・愛・美・知識の源の象徴」……これにしよう!と決めた瞬間でした。
そんなlampには、間接照明がたくさんあります。
キャンドルホルダーをリメイクしたこんなものや……
プレゼントで頂いたこんな素敵なものも。贈り物のステンドグラスのランプ。私はこっそり「賢治のランプ」と呼んでいます。なんとなく宮沢賢治の世界を連想させるからです。
部屋全体の灯りは煌々と明るいというよりも、ほのかに暗めの方が落ち着いていいと思うのですが、手元が明るくないと本を読みづらかったり、なにかと作業がしづらく、「おうちカフェ時間」にもいろいろな支障が出てきます。
それを補うための、間接照明。とっても雰囲気が出ますし、明るさもプラスされて一石二鳥!
家でも。
去年の秋頃、息子が体調を崩しまして、二週間近くも保育園を休んでしまいました。ということは、私もお店はお休み。営業的には大打撃ですがこればっかりは仕方ない。家で、ずーっと、静かに過ごしていました。
外出は愛犬シーの散歩と買い物くらい。あー、つまんない。
家にいる間、自ずと気になってくるのがインテリア。行動範囲がここだけだから、なおさらです。
我が家のリビングのライトはIKEAのハロゲンライトです。オレンジ色の光。電球はすべてLEDにしてしまったので、オレンジというよりは黄色なのですが……ちょっと北斗七星っぽいこのライトです(星5つしかないけど)。
ただ、このライトだけだとどうしても細かい作業をするときに暗くて。
そこで間接照明が大活躍!なわけです。これもIKEAの安いものですが、こもりっきりの間、少しでも雰囲気よく気分よく過ごすお手伝いをちゃーんとこなしてくれました。
間接照明はどうしても数が多くなってしまい、わざわざつけるのが面倒になりがち。
でも、ここで発想転換。「一つ一つ、灯りをともしていくことを楽しむ気持ち」でスイッチをつけていくと……あら不思議。急にその作業が愛おしいものになってくるんです。
全ての照明をつけずとも、日によって「今日はこことここだけ!」というのも良いと思います。日替わりで灯りの配置が違うと、ちょっとした模様替えをしたような気持ちになれそうですね。
遠い地でも。
そして家でじーっとしていた時に思い出したのが、北欧の話。
北欧の人々は寒くて暗い冬の時間が長いために、家で過ごす時間をとても大切にしています。そこからあの素敵な北欧のインテリアが生まれたという話。
快適な部屋であるために、掲げる条件は人それぞれだと思います。そこで暮らす人が良い気分でいらればいい。
ここでも間接照明が大活躍。雰囲気作りに一役も二役も買って出てくれます。
夜も一緒に。
1日の終わり、灯りを消して、夢の世界へ。
真っ暗が恐い3歳の息子のために、これをつけて寝ます。本物のろうそくみたい。ゆらゆら揺れる炎を眺めていると……気づけばぐっすりです。
毎日を照らしてくれる、大切な「灯り」の数々。上手に取り入れて、おうちで過ごす時間にほのかな彩りを添えてみてはいかがでしょうか。