2014/10/29更新0like2557view

著者:SUVACO編集部

リノベーションする前に!! 見積もりの見方&比較の仕方

リフォームやリノベーションをするにあたって何社か見積もりをとり、比較する事がよくあります。(相見積もりと言います)
実際に今、リフォーム、リノベーションを検討されている中にも、何社か見積もりを取り比較している方もいると思います。
しかし、業者によって見積もりの内容や名称が異なり、値段の差異がない場合や逆に値段の開きがかなりあり、どのように見積もりを見れば良いのか、比較の仕方をお話していきましょう。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

・見積もりの項目

リフォームリノベーションの内容や、業者によって名称は異なる場合がありますが、見積に書かれる工事内容としては次のものがあります。
……………………………………………………………………………………………………
①仮設工事 足場組みや解体、仮設電気やトイレ、養生、清掃など
②基礎工事 コンクリート、鉄筋、型枠など基礎に関わるもの
③木工事 建物の骨組み、建て方、木材、大工手間代
④外部工事 屋根、外壁、外部建具(窓、玄関ドア等)、防水など外部に関わる工事
⑤内装工事 壁、天井のクロスや床の畳、フローリング、室内建具(居室のドア等)、下駄箱収納など
⑥雑工事(住設機器工事) キッチンやお風呂、トイレ、洗面化粧台の機器代と取付施工費
⑦設備工事 電気設備、ガス設備、給排水設備など
⑧諸経費 現場経費、デザイン料など
……………………………………………………………………………………………………

このような内容を基に見積もりが作成されます。
わかりやすく言いますと、①に工事が出来るように準備をし、②基盤となる部分を作る。(内装工事のみの場合は無いことがあります)③で大工さんによる工事を行い、④は建物の外に関わる工事、⑤は室内に関わる工事。⑥は住設機器、⑦はライフラインにまつわる工事、⑧はそれらの工事を手配したり、現場を監督するための交通通信雑費やデザイン・設計料(別に設計士を入れる時は、別途請求になる場合もあります。)という工事内容が区分されています。

・比較するときのポイント

見積もりの名称をお話したところで、比較するときのポイント
……………………………………………………………………………………………………
①内容として、計画している工事内容が含まれているのか、内容の誤解、差異はないか。
②使われている材料や機器のメーカーやグレードを見ます。
--当たり前ですがメーカーによって同じような内容でも定価は異なります。 そしてグレードによっても、値段の差異は大きくでます。 (洋服などもそうですが、ブランドや素材によって金額が違うように家でも同じなのです。)
③材料費、施工費は適正な価格か。
--同じ材料や機器の場合、価格の比較が出来ますよね。施工費も同じく、余分にかかっている場合は明確です。
……………………………………………………………………………………………………

しかし、リフォーム業界でも競争社会の今。
会社によっては、最低限の工事を行った場合の「施工費」を明示し、最初の見積もりを安くするという手段をとることもあります。この方法が一概に良い、悪い、とは言えませんが、新築の工事と異なり、リフォーム・リノベーションは既存のものがある状態での工事になるので、何かと制限があったり、問題が起きたりします。


 例えば・・・キッチンのみを取り替える場合
…………………
・A社の見積では、給排水は既設のものをそのまま使い工事をするという内容。
・B社は、経年数も考慮し、給排水工事も含んだ見積もり
…………………
をしたとします。当然、A社のほうが安い金額で見積もりが出来ます。
しかし、いざ工事着工し既設のキッチンを外してみると排水管に劣化があり、取り替える工事が必要となった。必要な工事なので施主様はその工事を了承せざるを得ず、そのまま工事を進めた。しかし工事完了時に請求された額が、B社よりも高くなっている。 などというお話を耳にしたことがあります。

給排水管などは、現在では樹脂管などメンテナンスがしやすかったり劣化しにくい素材が使われるのですが、約30~40年前ぐらいまでは鉄管が使われることも多く、その場合経年や使用頻度によってサビが発生していたり、亀裂等がある場合に一部分だけ補修することが難しいので結構な工事費用がかかる場合もあります。

見積もりを受け取る際には、具体的にどのような工事を想定した見積もりなのかなど、詳しい説明を受けたほうが良いと言えます。

・業者選びのポイント

業者選びの最重要ポイントとして、見積もり比較の際に念頭において欲しいのは・・

『担当者の信頼性』。

業者自体が大手有名会社だとしても、工事を担当するのは個人です。
工事が始まり現場で様々な事態が起きた際、早急に判断が必要となった際、決断するのは現場監督を務めるその"担当者個人"です。信用できるような方なら、あなたのご希望に沿った工事が進められるよう努力してくださるはずです。


一番信用できる担当者から出た見積もりが高ければ、交渉の余地はあります。
是非、参考にしてみてください。
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