皆さんもきれいなマンションや一戸建ての写真や値段が並んでいる広告を電車に乗っているときなどに見たことがあるかと思います。しかもその金額は何千万円という金額で、全然ピンとこなかったりしませんか?
でも、みんな買ってるんだし、このくらいの値段もよく見るし、まあこんなもんじゃないの?って思ったりしませんか?そこで、自分と家族が生きるのにかかる全てのお金から逆算して、住宅に使えるであろう金額をざっくり割り出してみました。
※30歳男性、既婚者で平均的な給料をもらってる人をベースに計算
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人生でこれからかかるお金って?
2500万円までで購入できる物件は?
人生でこれからかかるお金って?
人生で必要な費用について、住宅費用を除き大きく分けると、「生活のお金」「子供のお金」「老後のお金」となりますが、まず、平均生涯賃金から割り出していきたいと思います。「転職サービスDODA」によると、2014年は442万円、生涯賃金は1億9910万円となっています。現在30歳ということで、8年分マイナスし、ここではざっくり1億6500万円とします。これが定年後死ぬまでに使えるお金の全部です。
ここから、人生で必要なお金を出してみます。
■生活費、保険料など毎月かかるお金が約15万円(住居費は別)
15万円×12ヶ月×35年(今30歳で65歳で定年の場合)=6300万円
※車や旅行、冠婚葬祭費は入ってません。
■子供1人の教育費
幼稚園3年70万円+小学校6年183万円+中学3年135万円+高校3年115万円+大学4年327万円=830万円(すべて国公立でかなり安い場合)
どこかが私立だった場合を考えて+300万円とし、計1130万円
塾や参考書、部活やおこづかいの費用は入ってません。
■老後
生活費15万円×12ヶ月×21年(男女平均寿命)=3780万円
その他費用(ローン残債、リフォーム、趣味レジャー、子供への援助、車の買い替え、医療や介護、予備費)=2200万円
全ての合計が1億3410万円で、塾や車や旅行や冠婚葬祭分として500万円追加するとして、1億3910万円です。
使えるお金から引いてみると、2590万円が残ります。30歳までの貯金が200万円ほどあったとすると、2790万円が住宅に使える限界費用となります。
とはいえ、貯金が全くないのは怖いので、300万円ほど残すことを考えると、2500万円程度が、住宅に使えるお金となります。
2500万円までで購入できる物件は?
この予算でいくと、よく広告でみる4000万円や3000万円の物件は、残念ながら多くの人にとって予算オーバーであることがわかります。
購入する場合の多くは郊外の一戸建てや、中古マンションになるのではないでしょうか。しかし、満足できない住まいに、仕方なく2500万円を払うなんてちょっと悲しいですよね。
そんな方には、中古マンションのリノベーションが解決策になるかもしれません。
中古マンションのリノベーションを行えば、部屋の間取りも自由に変更でき、空間デザインも自分好みにできるので、マンションの外観とエントランスを気にしない方であれば、実質新品の自分達だけの住居を予算内で持つことが可能です。
もし物件を探すなら、自分達の将来や、予算をしっかり見てくれる住宅会社に相談してみてはいかがでしょうか。