冬が長く日照時間の短い北欧の人々は、家にいる時間が長いため、昔から「いかに家時間を快適に楽しく過ごすか」を考えてきました。流行が目まぐるしく変わる中、北欧インテリア人気が長続きする理由、また日本人に愛されている理由をお伝えします。
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質のよいものを長く使う
自然を大切にする
北欧家具の魅力
北欧照明の魅力
北欧雑貨の魅力
Hygge(ヒュッゲ)の文化
質のよいものを長く使う
北欧では流行にとらわれず、「いいものを長く使う」という考えがあります。安いものを衝動買いするのではなく、長く使える上質なものを、時間をかけて選ぶのです。
日本にも「温故知新」という言葉の通り、古いものを大切にする文化があります。
「本当によいものを見分け、長く使う」
日本人はその素晴らしさを知っているからこそ、北欧インテリアを受け入れやすく、また長く愛するのです。
自然を大切にする
北欧のファブリックを見ると、ゾウやキリンなどの動物柄や、花などの植物柄が多く用いられています。
また、色合いはブルーやイエロー、グリーンといったやさしいアースカラーや、自然の色をそのまま活かしたものが多いことに気づきます。
日本では木造建築が主流のため、木を活かした家具などが多く、自然と共存してきました。
使い込むうちにあたたかみが増し、愛着も湧いていきます。
このあたりも、日本人に北欧インテリアが受け入れられる理由でしょう。
北欧家具の魅力
北欧家具が長く愛されるのは、質がよく低コストで、高いデザイン性を持ち、機能面に優れているから。
日本でも有名な、ハンス・J・ウェグナーのYチェア。購入者は、一生ものの家具として大切に長く使うケースが多いのです。
Yチェアだけではなく、北欧には有名なデザイナー家具がたくさんあります。
ぜひ、一生ものの家具を見つけてみては。
北欧照明の魅力
一般住宅だけでなく、モデルルームやレストランなどで多く取り入れられている北欧照明。
北欧照明に共通していえるのは、灯りがやさしいこと。ルイス・ポールセンのPHランプ、レクリントのランプなどが有名です。
日照時間の少ない北欧の照明は、お日様のようにあたたかい光を放ち、曲線のデザインが部屋をやさしく照らしてくれます。
また、日本にはないユニークな形が部屋のアクセントになり、世代を問わず人気です。
北欧雑貨の魅力
北欧の人々は雑貨にもこだわります。
シンプルだけど実用的で、見ていて楽しくなる色使いのものや、どこかほっとするあたたかさがあるものが北欧雑貨の特徴です。
代表的なものにイッタラの食器、マリメッコのファブリック、トーベ・ヤンソンのムーミンやリサ・ラーソンの動物などがあります。
日本でもIKEAをはじめ、年々取り扱う店舗が増えているので、ぜひ部屋の中に北欧雑貨を取り入れてみては?
Hygge(ヒュッゲ)の文化
ヒュッゲとは、「居心地がよく、心が安らぐ」という意味をもつ、デンマークの人々が大切にしている言葉。
デンマーク人はこの言葉の通り、自分の家族、生活、時間をとても大切にし、国民の幸福度もとても高い国だそうです。
一方、日本はどうでしょうか。仕事が忙しく家族との時間がつくれない、物にあふれているけど幸せと言えない……という人も多いのでは。このヒュッゲの考え方は、価値観に変化をもたらしてくれるかもしれません。
さまざまな視点から北欧インテリアを考えると、北欧と日本の共通点、日本にはない北欧の魅力が見えてきます。
流行にとらわれず、質のよいものを長く使うことで、暮らしが豊かになります。また、自分の時間をつくることで心に余裕が生まれ、日々の小さな幸せに気づくことができます。
ぜひあなたの家にも、北欧のインテリアを取り入れてみて。寒いとき、疲れたとき、嫌なことがあったときも、家にいれば心がほっこりするかも。