2021/02/19更新0like9561view

著者:SUVACO編集部

【Editor's Pick】SUVACOエディターの心に残った住宅事例ピックアップ[2021年1月]

毎月100件以上公開されているSUVACOの建築事例の中から、特にエディターの心に残った6作品をピックアップしました。

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▽ 目次 (クリックでスクロールします)

SUVACO編集部が、心に残った事例を選びました

SUVACOには、毎日、さまざまな専門家による事例が公開されており、毎月100件以上が新たに掲載されていきます。

そこで今回、2021年1月に公開された事例のなかから、SUVACOエディターの「まつもと」と「まる」が、特に心に残った事例を3つずつ、計6作品選んでみました。魅力的な事例がたくさんあって、3つに絞るのはなかなか悩ましかったです。

現地に行っているわけではなく、WEB上で見ているだけなので正直限界はありますが、どんなところが気になったのか、「いちおしポイント」も書いておりますので、ぜひご覧くださいませ。

ヴィンテージ家具と植物と木とテグラがつくりだす空間 東琵琶湖の家

植物が好きな施主の家。
もともとが平屋住宅の勾配天井を利用して部屋を増床、 収納も手狭になってきたことから収納スペースも拡充したフルリノベーション。色とりどりのタイルや木の横格子、廊下天井はカーペット貼り、個性的なグリーンも負けていません。

【エディターまるのいちおしポイント】
収納部はもちろん、換気空調がいきわたるように各部屋の壁もすべて横格子を採用。木やタイル、布など同じ素材でも色や形や風合いが違うところが面白い。「異素材の違和感がデザインの一部」って名言!

marbling -職住一体の建築-

これまでの「家の中に小さいオフィスを作る」ような線引きではなく、「暮らし方と働き方が自然と繋がり合う」1階全体を仕事場として自由に使えるように、職と住を明確に切り替えるのではなく、バランスを保ちながらまじり合う。専門家自身の働く場を持つ自邸プランです。

【エディターまるのいちおしポイント】
部屋と部屋を壁や建具で仕切るのではなく、「境界空間」として、どちらの部屋にも属さない奥行きのある4つの「開口枠」がポイント!座ったり寝転んだり、ワークスペースになったり。住まいに必ずある開口枠の奥行を伸ばしただけで、こんな自由な空間に!

生活動線を大きく改善!生まれ変わった細長いお家

家全体が細長い間取りだったため、生活動線の不便さや収納スペースが少なく住みにくいのが悩み。動線を整理して収納を充実させたのはもちろん、広いLDKや希望していた子供部屋まで出現して見違えるような住まいに。

【エディターまつもとのいちおしポイント】
事例ページに載っている間取り図を見ていただくとよくわかるのですが、本当に細長い家で、「とにかく生活動線が悪く住みにくい」とおっしゃっていたのもわかる気がします。

しかし、リノベ前は家の奥にあったキッチンを、真ん中へと移動させたことで、キッチン〜ダイニングの一体感と開放感が生まれました。また、仕切り壁を取り払いつつも、構造上残した柱にはタイル張りの腰壁を施し、空間の良いアクセントに変えています。

旗竿敷地の特徴を活かした、キッチン中心の開放的な暮らし

ネガティブな印象のある旗竿敷地ですが、相場よりも土地代が安く、奥まっているため静かな暮らしを手に入れられるなどのメリットを最大限に活かした住宅を設計。吹き抜けやできるだけ間仕切り壁を作らずに引き戸を開閉することで、光や風を通しながらフレキシブルな空間づかいが可能に。

【エディターまつもとのいちおしポイント】
「本当に旗竿地?」と思うほど、抜け感のある空間。風が通り抜けるのが目に見えるようです。よく見ると、ベンチや段差が至るところにあって、気分に合わせて心地よい居場所を見つけたくなります。

窓から見える植栽もすてきで、キッチンに立つのが楽しくなりそうです。

木天井の家(一番町の家)

以前は子供も小さく部屋全体を回遊できる間取りでしたが、子供も成長した今、LDKを広くして子供部屋は音が伝わりにくい位置にするなど、お互いの気配を感じつつも生活音に配慮したリノベーション。天井高を確保しながら梁を隠すために貼り込んだオーク材、子供が大きくなったからこそ採用した床タイル、温かみとモダンな印象のバランスが絶妙です。

【エディターまつもとのいちおしポイント】
「木天井の家」というタイトルの通り、天井のインパクトがすごいです。でも、それ以上にすごいと思うのが、この木の天井に見え隠れする繊細な配慮です。

たとえば、天井に埋め込まれたダウンライト。「白では目立つので黒枠とし存在感が木の節に近くなるように配慮」したところや、「下に置かれる家具に合わせて計画していますが、木材と木材の隙間にくるように数ミリ単位で調整」したというあたりに、建築家のすごみを感じます。

馴染む家

初めの要望は、平屋、三角屋根、屋根付き駐車場、土間収納のみ。それを受けて専門家は「施主さんがぼんやりと抱いていた暮らしのイメージを把握するため、イメージ共有やヒヤリングに時間をかけました」とのこと。小さなこだわりを丁寧に積み重ねながら、暮らしに馴染んだ家の完成。

【エディターまるのいちおしポイント】
専門家がこれほどまでに丁寧に、家族と歩幅を合わせて住まいを作り上げる、本当に感動的です。こんなに素敵な家が「うち」になるなんて…とウキウキだったそう。そのウキウキは続いているはず。
SUVACOには、こうしたすてきな事例がほぼ毎日更新されています。
ぜひあなたのお気に入りを見つけてくださいね。

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