2015/11/07更新1like4593view

著者:MS513

【知っておくべき】災害に強い家づくり

地震、洪水、土砂崩れといった災害はいつ起こりえるものか予測が困難です。
また、そうした災害を防ぐことは技術的、費用面において現実的ではありません。
しかし、被害を軽減することは可能ですので、災害に強い家をテーマに考えてみたいと思います。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

地域における地盤の調査

居住される地域において懸念される事項を予め知ることができます。
住宅を建てられる際には、必ず周辺の環境を調査されることかと思います。
近くに川や湿地帯、池や沼が多数認められる場合には、一般的には地盤が弱いと思ってもよいでしょう。部首の”さんずい”がある漢字の地名もその周辺に水が関係していることから軟弱な地盤となります。

そうした土地に建てられる場合には、地盤改良を行う必要があります。
地盤改良にはいくつかの方法がありますので、予算やその土地に適した方法を選択されると良いでしょう。近くに河川がある場合は、過去に氾濫の有無と水位及び範囲を予め調べることにより危険予測ができます。

建物は基礎と地盤が大切ですので、念入りに行いたいものです。

強風より家を守る

日本はアメリカで発生するような大規模なハリケーンやトルネードこそ発生はしませんが、台風や竜巻、ゲリラ豪富といった突発的な気象変動が最近特に多く発生しています。

そうした場合に注意する点は、突風により建物に被害が及ぶことです。

一般的に建築物は耐風設計になっており、台風の通り道である沖縄などでは、より厳しい基準にて設計されています。しかし、日本で発生する竜巻でも70~92m/sと建築基準法の50~69m/s上回り、被害が出ることが予測されます。完全に被害を防ぐことは困難ですが、風速70m/sまでの突風に耐えるように設計された屋根もあります。

対策として、あおり止め金具の取り付け、屋根の形状や構成材をより太いものにするなど、建築やリノベーション時に専門家と相談されながら検討されると良いでしょう。

外壁の材質の考慮するべき事項です。
住宅メーカーによって特色がありますので、必ずチェックしましょう。
また、窓を守るためにも雨戸やシャッターは必要不可欠です。飛散防止のため、窓ガラスには飛散防止フィルムや防犯ガラスを採用することで、破損しても完全に割れることはないことから、風の吹き込みなども防ぐことができます。

地震発生時に被害を最小限とするには?

地震発生時において、一番怖いのがすぐに家の外に飛び出すことです。
グランドなど何もない状態の場所なら良いですが、上から割れた窓ガラスや崩壊した屋根や壁、塀に至るまで様々な物が凶器となります。

そうしたことを防ぐためにも、家具の固定や退避できる場所の確保といったことが重要となります。地震が収まったら速やかに避難できるように、履物や飲料水、食料を常に用意しておくことも大切です。

家を建てられる際には、食料庫や非常電源設備なども万一の災害時において重要な役目を果たします。食料と電源の確保は必須となりますので、設置の検討されると良いでしょう。
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