2018/03/03更新0like3596view

著者:ゼロリノベ

目黒のおしゃれなリノベ事例|月々12万円以下、費用も大公開!

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東京・目黒。ー 目黒というと、その名前だけで若干及び腰。「まぁ、あのへんお高いんでしょ?」なんてイメージをお持ちの方も少なくないかもしれない。今回はそんな目黒を舞台に「中古マンション×リノベーション」事例をご紹介する。

小さなお子さんがいらっしゃるご夫婦の、ちょっとアグレッシブ(攻める)な住宅の買い方から、リノベのポイント、実際の工事費用や月々のお支払いなど、当然気になるところも公開させていただくので、ぜひ最後までお読みいただきたい。

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

中古マンション概要

最寄り駅は東急目黒線「不動前駅」より徒歩6分、しかしちょっと足を伸ばせばJR山手線「目黒駅」まで徒歩12分。山手線まで歩いて12分であれば、これはなかなか魅力的だ。

車の往来の激しい通りから一本入り、近くにはスーパ―、保育園、小中学校、病院もあり住みやすそうな場所で、築年数は37年だ。建物外観はお見せできないが、しっかりと修繕を行っているのだろう、パッと見ただけでは37年とは感じない。

間取り図と物件概要を確認しよう。
■ 専有面積: 48.31 m2(14.61坪)
■ バルコニー:28.87 m2(8.73坪)
■ 構造:鉄骨鉄筋コンクリート造 8階建て6階
■ 築年月: 1977年 8月(築37年程度)
■ 間取りタイプ: 3DKタイプ
■ リフォーム済み
■ 価格:2,450万円(税込)

住居部分の面積は48平米と若干狭いが、その割にバルコニーがとても広いのが特徴だ。施主様も、もう少し広いほうが良かったのだが、この立地とルーフバルコニーの広さで決断された。また、新規リフォーム済みで、それほど広くはないスペースながら、4部屋に区切られている。小さな子供がいる3~4人家族を想定しているのだろう。

ビフォアの写真

玄関を入って廊下を抜けるとダイニングキッチン。さすがにリフォーム済みのため室内はとてもきれいだ。
キッチンから反対側。すりガラスのため外光が入ってくるので室内の閉塞感は少なくなっている。
別アングルで見るとこう。
ルーフバルコニーに面した5.7帖の洋室。6階ということもあって、比較的眺めも良い。
そして、目玉となるルーフバルコニー。眺望が良く、緑も見えて天気の良い日にはとても気持ちが良さそうだ。今のところちょっと味気ないが、そこはリノベーションしがいがあるというものだろう。
水回りは落ち着きのある感じに仕上がっている。
リフォーム済みで十分にきれいだが、間取りに関しては、若干不便さ・不自由さを感じなくもない。写真で見るとそうでもないが、4.3帖の2つの部屋は、実際問題、その場にいるとやはり狭いのだ。家具を置く事を考えると、どう使ったものか、若干頭を悩ませてしまう。

リノベーションのポイント

■ ご夫婦、小さなお子様との三人暮らし。
■ お子様が遊べる、そして遊び心のある家に。
■ アイランドキッチン。
■ 料理をしながら外が見えるように。
■ ルーフバルコニーを第2のリビングに。
■ 将来的には「貸す」ことを見越している。

アフターリノベーション

さて、では実際にどうなったのか?ビフォア・アフターの間取り図を確認しよう。
4部屋に区切っていた間仕切りを全て取り払い、広々気持ちの良い空間に作り替えた。もちろん1部屋にすると収納スペースがなくなってしまうので、収納スペースも確保したうえで、かなり思い切りの良いリノベーションである。

残念ながら効果音もなければ、すでに下に見えているのだが(まぁ、冒頭にも写真を載せたが・・・)気持ち的には「ジャ~~ン!」とめくりたいところだ。
料理をしながら外が見えるレベルではなく、廊下を抜ければどこからでも外が見える。天井もコンクリートむき出しにすることで高さが出て、より広く感じる。配管もインテリアの一つとなり自然にとけ込んでいる。

逆から見るとこう。左側手前は、昼間はキッズスペース、夜には寝室に早変わり。奥には収納スペースを設けた。
家具もインテリア・コーディネーターの方と相談の上決定。机の上にはご主人の趣味だという盆栽が鎮座。和洋折衷とはこのことかなというくらい、和洋のバランス感が清々しい。天井からの吊り照明もとってもオシャレだ。
夜にはまるでドラマに出てくるような雰囲気に。うーむ、ここでお酒を飲んだらすすみそう。盆栽ってステキですね。
昼間はキッズスペース、夜は寝室。ここのみ床をあげて収納スペースを確保した。お子様用にとブランコも設置。大人が乗って遊んでもびくともしないそうだ。
さらに、このロールスクリーンをおろすとホームシアターに早変わり。ところどころ工夫が垣間見える。
アイランドキッチンなので、キッチンにいながらも家族の一体感は失われず、常にお子さんの様子も見ることができる。奥様はアイランドキッチンにしてから、キッチンに立つのが益々好きになったそうだ。
息子さんも何かにつけキッチンのお母さんを手伝う。
水回りもガラリと変えた。そしてここでも盆栽がキラリ。お風呂に入り盆栽を見ていたら、とっても癒されるに違いない。
さて、お待ちかね。味気のないルーフバルコニーは、第2のリビングとしてどう生まれ変わったのか? もう一度ビフォアを見ていただきたい。元の写真は若干日陰になっているので、ちょっと見映えも悪かったが、こちらだ。
ジャーン!ウッドデッキに日よけ、ソファが入って、それはそれは素敵な第2のリビングの出来上がりである。冬はさすがに寒いので出る機会も減るが、それ以外の時期にはとても気持ちが良いそうだ。夏にバーベキューやったら、楽しくないわけがない。
奥様曰く、夜、全ての家事を終えお子様も寝静まった後、静かにバルコニーで本を読む時間は格別の至福タイムだそうだ。想像するだけでも心地よいに決まっている。うむ、羨ましい。

費用

さて、目黒区下目黒のリノベ事例、いかがだったろうか。元々リフォーム済みだったので、そのまま住んでも良さそうではあるが、家族の一体感、自分たちの好み・ライフスタイルを取り入れ何倍にも魅力的な家ができあがった。

そこで当然ながら気になるのが費用である。そりゃあ希望通りの家にしたい、住みたいとは誰もが思うが、それは予算ありきのものである。そこで実際の費用、支払いはどうなったのか?ぜひ参考にしてほしい。

35年ローンを組んだ今回の場合、概算のところもあるが、大枠では月々の支払いは以下のようになっている。
■ 物件価格:2,450万円
■ リノベーション費用:650万円
■ 家具:50万円
■ 費用合計金額 3,150万円(概算)
■ 金利:1.5%(35年固定)
■ 返済期間:35年
■ 月々のローン返済額:96,448円
■ 月々の管理費・修繕積立金:20,860円
なんと、リノベーションの費用込み、月々12万円以下で目黒のあのような家に住むことができるのだ。なんていったってあの眺望もこの価格に含まれている。うーむ、あの立地で、この価格で住めてしまうのだ。もちろん35年ローンという条件付きではあるが。

ちょっとアグレッシブな住宅の買いかた

さて、今回の「中古マンションxリノベーション」事例はいかがだったろうか?物件の面積が48平米と3人家族にとっては若干狭い。お子さんが大きくなったらどうするのか?と思った方もいるかもしれない。

だが、そこはしっかり考えてある。実はこのご夫婦、ここに住むのは長くとも10年程度と考え、その後は賃貸に出そうと思っているのだ。
この地域で同じような条件の物件賃料は、最高で25万円程度。平均すると133,700円程度である。

立地、管理状況から、この物件の資産価値が大きく目減りするとは考えづらいので、将来、貸しに出した時、ローンの支払いよりも家賃収入のほうが上回るという計算だ。「投資」という観点でも、家の購入に踏み切ったのだ。

もはや「家は一生の買い物」という時代ではない。あなたもぜひ、色々な観点から家探しを楽しんでほしい。
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