ほんのりと紫帯びた暗褐色のローズウッドは、日本では紫檀(したん)とも呼ばれ、高級家具の素材としても有名です。今回は取り入れるだけでお部屋のグレードがグッと上がってみえる魅力の素材ローズウッド、ご紹介します。
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ローズウッド(Rosewood・紫檀)ってどんな木材?
ローズウッドの魅力を生かしたキッチン
ローズウッドを床に取り入れる-その1
ローズウッド色を床に取り入れる-その2
ローズウッド(Rosewood・紫檀)ってどんな木材?
ローズウッドは高級木材の一つ。ギターやクラリネットなどの楽器や家具材としても使われ、アジア圏では仏壇などにもよく利用されているので、名前そのものはピンとこなくても、黒く輝く美しい木目をどこかで目にしたことのある方も多いはず。
害虫に強く、非常に硬い素材であり、ほのかに薔薇のような香りがする事から「ローズウッド」という名前がつきました。ローズウッドは色調が美しく光沢も出しやすいため、家具や建材として取り入れると、それだけで高級感を醸し出せる素材です。丈夫な木材なので耐久性がある点も魅力。
ローズウッドの魅力を生かしたキッチン
キッチン扉とカウンター部分にローズウッドの突板(天然木化粧合板)が使われています。突板とはいえローズウッドの落ち着いた輝きが高級感を放つ、豪華なキッチンですね。
ローズウッドを床に取り入れる-その1
ローズウッドは床材として取り入れる方も多い素材です。こちらはオーナーさんが自分でオイルフィニッシュした床。自分で手をかけた家は愛着もひとしおですね。
こちらのお宅は、LDKの床にローズウッドを採用。シンプルモダンとヴィンテージの雰囲気が、落ち着きのあるインテリア空間です。シンプルと重厚感を併せ持つ大人の空間に仕上げました。
ローズウッドは、もちろん和室にもよく合います。市松模様の畳と組み合わされた床部分にローズウッドが使用されています。モダンでありながら格調高い和室といった雰囲気ですね。
ローズウッド色を床に取り入れる-その2
子どもの独立をきっかけに老朽化が気になっていた住まいを全面リノベ。
リビングの一角は書斎コーナー。壁一面に収納を造り付けて、ネイビーのアクセントクロスを採用。LDKと書斎コーナーの床は防音の為、二重床にして階下へ配慮。ローズウッド色のオーク三層フローリングで落ち着いた雰囲気です。
クラシックなものとはまた違った重厚感のある素材、それがローズウッド。和室にも洋室にも良く合い、使用すれば上質な雰囲気になること間違いなしです。本物に触れてみると、より素材の良さが分かるはず。きっとその風格のトリコになりますよ。