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本計画は、都会でマンション暮らしをされてきたご夫婦が「終の棲家」とし計画されて平屋住宅です。
クライアントの「田舎でゆっくりと四季折々を感じながら暮らしたい。」という要望を受け、本計画では敢えて建物自体を主役とせず、「空間」として季節の変化や時間の変化を楽しむ事ができ、この土地で季節の変化に一番適した建物を考えました。
そこで本計画では敷地に大きな余白を創り出しクライアントが生活しながら少しずつ樹木を植えたり家庭菜園をする計画とし、建物自体は平屋の軒の深いどっしりとした計画としました。そして北面の道路側は目隠しの格子と土間空間で、また南面の庭側には開かれた縁側空間とハイサイドライトで外部と緩やかに繋がる中間領域を生み出し、季節の変化に応じた豊かな空間を創り出しました。
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