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設計、監理、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
築15年の中古マンションの一室をリノベーションし、ごく一般的な雰囲気だった部屋を、リゾート感のあるアジアンテイストな家に刷新しました。
「東南アジア風の雰囲気」を希望のため、床やドアや家具には落ち着いた色の南洋材を使い、壁はあえてムラのあるコンクリート調の塗装にし、リラックスした雰囲気を出すために間接照明を多く使って柔らかな光を演出しました。
また、自然素材を使った人に優しい安心な住まい、そして地球に優しいお家を希望だったため、床には素足で触れて気持ちのいい無垢の木材を、壁には吸放湿性がある漆喰を使い、天井には自然素材の塗料で塗装を行うなど、自然素材の使用にこだわりました。また、窓ガラスは二重サッシにして壁や床には断熱材を入れることで冷暖房の使用量を減らし、『夏涼しく冬暖かい』環境を作り、地球に優しい住まいを目指しました。
新型コロナによる新しい生活様式に合わせて下記の点を設計しました。
●上着・帽子・カバン・宅配サービスのボックスなどが収納できる、大きめの収納スペースを玄関脇に設置。
●玄関から洗面所までの照明をセンサー式に+水道を自動水栓にして、外から帰った後に照明スイッチや蛇口に触れずに手を洗えるように。
●密な空間にならないように、家中に新鮮な空気が流れるよう自然風での換気を設計。
●テレワーク用に防音性&プライベート性のあるワークスペースとして、寝室の一角に小さな書斎を作り、またリビングとダイニングの間に可動式の間仕切りを設けて2つの部屋に仕切れるようにしました。
●二重サッシや断熱材により断熱性を高めて、テレワークやリモート学習で増えた冷房・暖房代に対応しました。
●お家時間が増えた今、リラックスして心地よく過ごせるように、特にリビング・ダイニングは開放的で明るくリラックスした空間にしました。
大きな玄関収納や自動照明・自動水栓、自然換気設計など、コロナの感染予防対策として家に様々な工夫をしていただいたので、コロナ禍でも安心して過ごせています。特に、夫婦のテレワーク用に2つの独立したワークスペース(寝室内の書斎と、可動式間仕切りで仕切ったリビング・ダイニングのワークスペース)は、お互い集中して仕事ができてとても助かっています。
また、特にリビング・ダイニングの雰囲気が素敵で、お家に居ながらにしてリゾート気分を味わえて、落ち着く空間で時間が過ごせるので旅行や外出をする機会が減りました。床や壁や天井には全て自然素材を使いつつ、コストダウンのための工夫もしていただき、予算を抑えられたのも大変助かりました。
「東南アジア風の家」の雰囲気を実現するため、まずはアジアンスタイルの家の例をリサーチして、お家のイメージを固めました。アジアンで落ち着いた雰囲気を演出するために、床やドアや作り付け家具の木材には落ち着いた色の南洋材を使い、壁はあえてムラのあるコンクリート調にし、間接照明を多く使うことにしました。コンクリート調の壁の塗装の調合や作り付け家具の木材の塗装は納得のいく色合いが出るまで何度も試作を重ねました。
また、お家のプランニングを始めたタイミングが新型コロナの発生と同時期だったため、コロナによる新しい生活様式に合わせて様々な工夫をプランに組み込みました。(大きな玄関収納や自動照明・自動水栓、自然換気設計、テレワーク用ワークスペースなど)
コロナのタイミングでの家づくりということで、様々なコロナ対応の工夫を凝らしたお家になりましたが、今回コロナ対策として付けた大きい玄関収納は花粉対策としてもよいですし、自動照明は両手に物を持っている時でもスイッチをオン/オフできるので荷物が多い時や夜間などにも役立ちますし、テレワークはコロナが終息した後もニューノーマルとして定着すると言われていますのでワークスペースを設けておくことは無駄にならないと思います。また、換気設計はコロナに限らず風邪などの感染症やアレルギー・シックハウス症候群の対策として大事です。
おうち時間が増えた今、家は帰って寝るだけの場所ではなく、仕事をしたり勉強をしたり趣味や遊びの時間を過ごしたりと、一日のほとんどを過ごす場所になり、住まいの重要性を改めて感じた方も多いのではないかと思います。そんな方に心地よいお家時間を過ごせる空間を今後も提案できたらと思います。
リビングはソファに座った時に外の景色がちょうど眺められるように、リビング部分の床を一段上げています。
リビングはソファに座った時に外の景色がちょうど眺められるように、リビング部分の床を一段上げています。
リビング・ダイニング間の可動式間仕切り部分(間仕切りを開けた状態)
テレワーク用に、プライベート性のあるワークスペース確保のため、リビング・ダイニング間に可動式の間仕切りを設けて、リビングとダイニングを壁で仕切れるようにしました。写真は間仕切りを開けた状態です。
リビング・ダイニング間の可動式間仕切り部分(間仕切りを閉めた状態)
テレワーク用に、プライベート性のあるワークスペース確保のため、リビング・ダイニング間に可動式の間仕切りを設けて、リビングとダイニングを壁で仕切れるようにしました。写真は間仕切りを閉めた状態です。
ベッドは造作家具で、ベッドの下部は引き出し式の収納スペースになっています。
ベッドは造作家具で、ベッドの下部は引き出し式の収納スペースになっています。
洗面所左手の棚は造作家具で、化粧品やタオルなどの日々使うものがサッと取り出せる棚や、お風呂の掃除用具が収納できるスペースを作りました。
リビング・ダイニングの空間を広く見せるために、ダイニングとキッチンの空間を一体化させつつ、ダイニングとキッチンの間の収納棚の上部に目隠しとして格子を付けて、リビングからキッチンが見えにくいように工夫しました。