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6m四方のワンルームの真ん中に、一辺が1800mmで構成された立方体を斜めに配置する。ヒューマンサイズのスケールでありながら、立方体という形状と部屋のほぼ中央という立ち位置から目の前にすると無意識に対峙してしまう。
しかし斜めに配置された立方体が部屋の壁と正対しない関係となり、余白の領域が曖昧なまま繋がり、また隔てられて回遊性がうまれている。
それぞれの領域に明快な用途は定められていないが、部屋の隅にあるキッチンやキューブ型の収納家具内部の機能と建具の開閉や座卓の上げ下しをきっかけとし、あいまいな領域に少しの意味付けがなされている。
もともと完全に間仕切られていた2DKは、キューブ型の収納家具によりワンルームのようであり、1LDKでもあり、2DKでもあるという如何様にも使いこなせるフレキシブルさとゆるやかさを合わせ持つような室となった。
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