戸建リフォーム・リノベーション

切り通しの家

実施エリア:

東京都渋谷区代々木

実施時期:

2013年4月

延床面積:

141平米

内容:

渋谷区代々木。代々木八幡に対面するこの家は、ベランダに立つとまるで軽井沢かどこかの森のなかに佇んでいる錯覚に陥ります。緑に包まれていることがこんなに気持ち良いなんて、とあらためて深呼吸をしたくなるほど。
道行く人が見上げねば家が目に入らない、最大高低差6.5mの敷地。かつては隣接する八幡神社と一体の敷地にあったこの地は、その後車道を作るために切り開いたことがきっかけで出来た、切り通しの上に位置しています。
住みやすさや心地よさの他に、今回の主な命題はこの緑豊かな「借景」をどのように取り入れるかということでした。もともと二世帯住宅仕様で作られたこの建物は当初新築案も検討したましたが、充分リノベーション工事によって開放的な空間に成りうる可能性があり、既存建築が9.3m×7.5mのキューブ状のシンプルな構成であったことや既存植樹保存の観点からも、リノベーション案にてプランニングすることを決めました。
もうひとつの大切な特徴となったのが、入り口の門扉です。大きな木製3枚引き戸の門扉は、オートロックで機能的にも優れているものとなりました。車通りに面している部分に無垢の木を使う扉というのは、防火の観点でなかなかゴーサインが出ない難しい意匠なのですが、建物だけでなく庭と周辺の環境を考えると、家の顔になるこの扉は手触りや表情がとても大切だったのでここはなんとか実現させたいと、頑張りました。

クライアント 個人オーナー
用途 戸建て住宅(リノベーション)
構造 木造2階建て
建築面積 77㎡

外にせり出した大きな一部屋にいるような空間

フローリングで繋がるリビングとテラスは段差がない。

スタイリッシュで個性的な空間

家具はモダンなミッドセンチュリーなものを選ばれている。

収納たっぷりのアイランドキッチン

空間がスタイリッシュで個性的に仕上がっている。

エントランスのスライド扉

あたたかい印象のエントランス。横にスライドする扉は、どこか和も感じさせてくれる。

特注した螺旋階段

特注した螺旋階段は、まるで大きな彫刻のようにエントランスのアクセントの役割を担っている。

緑に囲まれた住まい

全面にせまってくる神社を包み込む森が、テラスの前に広がる。