マンションリフォーム・リノベーション

W邸

面積:

83㎡

エリア:

東京都

実施時期:

2011年

内容:

・都心にあるマンションのスケルトン改修
・長年ご家族で暮らしてきた3LDKの間取りを、「寝室2室+広々としたリビングに」という希望を元に設計。一部水回りをのぞき、いったん全ての間仕切りを取り壊しての改修です。
・南東と南西に向いた、ほぼ正方形の角部屋のため、様々なプランが可能であり、10パターン以上提案・打合せの上、南東にリビング・ダイニングをとる形に落ち着きました。

・寝室の他、通路にもなる形でパントリーやウォーク・イン・クローゼット等を設け、天井までの作り付け棚で収納量を確保するとともに、長い廊下を減らしつつ家中をくるりと回れる動線を確保しました。
・各所にある、梁型・斜めの柱型等を、仕上位置を合わせたり、あるいはわざとずらしたりすることで、間接照明や収納部等で、隠しつつ利用する納まりを検討しています。
・床は桧のムクフローリング、壁は珪藻土仕上げを基本とし、コーナー等にもRを用いることで、全体として柔らかな肌触りの空間となりました。

Photo: Masao Nishikawa

リビングからキッチンをみる。桧フローリングと珪藻土の床。右奥の玄関・左奥の寝室2はクローゼットを介してぐるりと繋がり、回遊できるプラン。

リビング・ダイニング見返し 左手の主寝室はフローリングをナラ材とし落ち着いたトーンに。

畳コーナーを見る。梁・柱型はLEDの間接照明で利用

リビングから寝室1の入口を見る。珪藻土の壁のコーナーはR加工とし、間仕切上部には欄間と間接照明をいれて、柔らかにつないでいる。

山岸綾

竣工したてが美しい住宅よりも、住まわれて使われて、時には手をいれて、育つような建築を、場所と住まい手の方とコラボレーションしながら、一緒に作りたいと考えています。 住宅設計の楽しいところは、住まい手の方と対話しながら、その家族が・その場所で・どんな距離で・どう暮らすか、という、絶対にひとつひとつ違う(しかも正解が一つではない)住まい方の、最初は曖昧な輪郭を、ワクワクと一緒に取り出していくところだと思っているからです。(リノベーションであれば、元々の建物の素敵なところを活かす面白さもあります。) この仕事を続けてきても、クライアントの方とお話しするたび、暮らし方・習慣や大事に思うポイントが本当にそれぞれで、「住む」ということの多様さにいつも驚かされますが、唯一の「家」の形をご一緒に楽しみながら探せたら、と思います。

この専門家のプロジェクト一覧