戸建リフォーム・リノベーション

リフォーム・リノベーション(宿場町商店街の小店舗を二世帯化)

費用:

2000万円

築年数:

2005年

エリア:

埼玉県蕨市

内容:

宿場町の駅前商店街。その中で長年親しまれてきた小さな駄菓子とおもちゃのお店。お母上もお歳を召されて2階のお部屋との行き来が大変になられました。そこで、息子さんご夫婦は同居を御決意なさいました。1階に小さいながらもお母上の為の住まいを増築、2階を息子さんご夫婦(お子さん2人)が住む為のリノベーションを計画されました。
 2階のリノベーション部分は、既存の柱を上手に生かして、2階全体をフラットな天井から、全体を包み込むような屋根なりの傾斜天井にして、つながりのある広々とした空間になりました。

今まで隠れていた屋根組みが、家族の歴史を継承しながら、新しい家族の生活に対応していく建築へと生まれ変わったかたちです。

2階はお子さんが育って、巣立ってからは余り使われなくなっていましたが、ご家族を持って帰ってこられる事に。今となっては暗い部屋の2階空間でしたが、清潔感のある大空間へと生まれ変わりました。

宿場町の商店街に建つ古い店舗付き住宅。2階の子世帯の諸室の繋がりを感じる部分は、生まれ育ったこの家の構造が見える小屋組みの見える大天井空間です。梁が現れる部分の施工が綺麗に出来たこと。建てた祖先ご家族への感謝と作った職人の皆さんの気持ちが新しい家に残っていきます。

新しいモダンな白の仕上げと、家族の歴史を刻んでいる色ある小屋組みが調和したリフォーム・リノベーションです。世代、時間を越えて家族を繋ぐ建築。長く大事に使ってゆきたいという建て主ご家族の思いがカタチになったと思います。

森 大樹/小埜勝久

●住んで戴きたい家の為に・・・  環境に優しい家、住まい手に優しい家とはどの様なものでしょう?人類の家づくりの歴史は、現代のような設備機械の無い時代が長く、基本的な性能を高めることの工夫の歴史でした。我が国では屋根の深さ、断熱材と耐火の役割を持った左官壁、季節に応じて使い分ける建具の多様性に至る歴史に他なりません。左官壁は今や断熱材に置き換えられる様になりましたが、建築は最も信頼のおける基本性能の寿命の分だけ、環境に適応してきました。そうとは言え、設備に頼らないわけにも行きません。それなら私達は先ず、古来の建築の建て方に学び、まず基本性能を充実させる事を考えましょう。半端な建築では設備機器に負担をかけ、設置費用の分を取り戻すかそれ以前に、それらの省エネ設備の寿命は尽き、次の世代に資産価値として残すにも残念な結果を招いてしまいます。それにも関わらず、環境に優しいという建築は、設備機器だけが関心事となっているようでは本末転倒です。設備機器の設置は後でも可能ですし、これからも値は下がりますが、建築工事は後になるほど高くつきます。敷地の余裕が許す限り、屋根をしっかりかけ、断熱性能をしっかりあげ、機械に頼らない、エネルギー消費に頼らない住宅を作りましょう。 【 これからの建築は、燃費も考えて住んで欲しいと思います。そして、いつまでも価値のある住まいで健康に生活してもらえる家をこれからも提案したいと思います。】

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