家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、監理を担当
『大改造!!劇的ビフォーアフター』放映
雨が降れば家中に雨が降る家。
間口3.8mに対し奥行16mと縦長の敷地で、使いやすさを考えると、主要な生活空間を1階、道路側に集める必要があった。それらの空間にも光と風を届ける為、中央部付近に光庭を設けるプランとしている。
6軒長屋が切り離され、中央部だったこの家だけが残ったが、築74年になり雨漏りが酷くなっていた。
両隣には5階建てのマンションが建ち、光も入らず過酷な環境であったが、多くの家族が育ったこの家を、クライアント姉妹が何とか守りたいというのが動機だった。
雨漏りが酷かった部分は、増築によって屋根形状が複雑になっていた箇所。対策としては、屋根を片流れとし、雨水の流れを単純なものとした。また腐食が激しい躯体は、新しいものにやり替えている。
屋根形状の変更によって生まれた壁に高窓を設け、2階中央部にも光と風を届けている。
また、玄関から最奥の和室まで、防犯を保った上で、風の通り道を確保しているのも大きな特徴である。
クライアントから、長らく悩まされた雨だが、これからは葉に落ちる姿も楽しめそうという感想を貰っている。
2012年7月8日
『大改造!!劇的ビフォーアフター』で放映されました。
2013年1月6日
『匠が選ぶビフォーアフター大賞2012』空間アイデア部門賞を受賞しました。
2013年3月
「大阪の住まい力アップ:第1回リフォーム・リノベーションコンクール」で
戸建部門、最優秀賞を受賞しました。
2016年3月
関西ウォーカー別冊付録『大阪ライフウォーカー』に掲載されました。
減築によって作られた中庭を眺める
両側の家が切り離された元長屋
小さな坪庭から外部を感じる
和室の奥には雪見障子。非常口になると共に、裏の路地から夏は心地よい風が通る。
黒い部分が中庭
イロハモミジを植えている
框にある腰掛
キッチンは水廻りスペースにつながる。 右手は大容量の収納スペース
中庭はリビングと和室に面する
和室から中庭を見る
車椅子でも出入りしやすい引き戸
共有される事が多いので姉妹の部屋の間にクローゼットを。
トップライトが設けてあり明るい2階廊下
段数を増やし傾斜を緩やかに