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静岡浅間大社に向かって東西方向に延びる古くからの参道内に形成された商店街の中の建物が密集した地域での大型住宅の計画です。ファサードの全面緑化フェンスは、通行人の視線や騒音等に対処したものですが、FRP製の正方形グリッドが縦横の線を強調し、住宅らしからないデザインとすることで商店街と建物を融合させ、新しい風景を作る重要な役割も兼ねています。建物中央にはパティオをつくることによって、光や風を取り入れています。
さらに最上部に日除けを兼ねたグレーチングの階段を設置されているため、パティオ内は優しい光となっています。
グレーチングの階段を上ると、屋根の上に木製の大きなバルコニーがあり、高い建物の少ないこの場所からは、周囲の山々を見渡すことができます。
敷地南側の100㎡程の広さの場所に浅い段丘をつけて、広葉樹を主体とした、高中木を10本程度植え込んだ自然風の庭がつくられています。大量に植えられた植栽は夏には日陰をつくり、1階の全面開放できる会議室の開口部から室内やパティオに涼しい風を通してくれます。
受賞 : 第3回 サステナブル住宅賞「優秀賞」・ 第2回 グランドデザインコンテスト「入賞」
掲載誌 :静岡県 住みたい家 2009年秋・冬号ECOでスローな暮らし方
:「和モダン住宅プレミアムセレクション」ニューハウス出版
環境問題に強い関心があるお客様で地球にやさしい自然共生型の家を作ってほしいという希望でした。
クールポンド、蓄熱土間、緑化フェンス、高断熱・高気密、太陽光発電などハイブリッドソーラーハウスとしての機能面だけではなく、自然と触れ合う場所を数多く設けることにより、より自然との共生を心地よいものとしています。例えば池に滴り落ちる水滴の音、家の中を吹き抜ける優しい風、空に通じる階段と空中デッキ、特に小さな子供さんの完成を育むような空間づくりをしています。
もともと環境問題に強い関心があったので、地球に優しい自然共生型の家を建てようと決めていました。だからこの家に不満は全くありません。ただ住み始めて意外だったのは電気やガスなどの化石エネルギーを極力使わないようにしようという意識が以前にも増して高まったところ。それは決して窮屈なものではなく、家族全員がそれを楽しんでいます。【Casa bella2009年秋・冬号より】
私共事務所ではプランに十分な時間(基本2~3ヶ月、実施に3ヶ月、見積調整に1.5ヶ月)をかけています。特に基本設計の時には、模型やパース等も提出してなるべく立体的に空間を把握してもらうようにしています。この住宅は規模も大きくプランも複雑だった事、途中で大幅な設計変更が起きたため、通常より長い10ヶ月の設計時間がかかりました。
竣工して2年程して、6KW程度のソーラーバッテリの設置と屋根の上に木製の大型デッキの設置を頼まれました。益々自然への関心が高まってきたことに喜びを感じています。
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)
(撮影:加藤嘉六)