(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
この家がいいと思ったらクリック!
美容師のYさんは、仕事柄「フツーの新築はイヤだ!」と中古×リノベをチョイス。「雑誌LIVESに掲載されていたシンプルハウスの実例が気に入って。剥き出しの天井とか栗の木をラスティックに仕上げた床の素材感とか、僕の好みにドンピシャ! もーこのプランを担当した増田さんにお願いしたい、ってヌー茶屋町店へ行きました」と、夫婦で笑いながら語ってくれました。
素材のこだわりもハンパなし。パインの床材はヴィンテージ風に塗装を施し、天井は剥き出し、壁はアクセントにグレーのクロスを選択。リノベのポイントは、子供室です。「オープンだけど、ちゃんと間仕切りたい」との要望から、扉のない大きな開口部を2つつくり、壁と天井の隙間で抜け感をプラス。「リビング横で圧迫感があるかなーと思いましたが、すごく開放的です」と奥さま。
「安い素材を使っているのに、こんなに面白くなるんやーとテンションあがりました!」とご主人。奥さまも「予算の関係であまり間取りは変えてないのに、ここまで変わるんやと驚きました!」。
実はプラン途中、奥さまの妊娠が発覚しました。そんな場合も慌てずに。ダイニングスペースだった部分を収納室に変更することで、将来の子供部屋を確保。子供室より壁面を凹ませることで、キッチンとほどよい距離感が生まれました。子供室の壁は針葉樹の板張り、収納室の壁はチョークボードを使うことで、なんだか楽しい感じ。
キッチンのタイルを一目見た時から、「これは再利用するぞ」と目論んでおりました。
世の中スケルトンリノベが基本みたいな空気が流れていますが、既存のものを生かすのもまたリノベーションの醍醐味なのです。
「殺さずに生かす」ことも選択肢に入れて頂けると、可能性が広がりますよ。
デザインが素敵な扉は
塗装で変身させています。全てを新しくするのではない、モノを活かしたリノベとなりました。
この家がいいと思ったらクリック!
オープンだけど仕切られた、リビングに面した子供部屋
針葉樹の板張りやチョークボード、剥き出しの天井、パイン材など、素材感が面白い。左側手前が子供室、左側奥が収納室。だんだんに間仕切っているのがよくわかる。壁と天井に隙間を設け、リビングダイニング側の圧迫感を解消している
仲のいいYさん家族。子どもたちはハンモックで遊んだり、走り回ったり。床の無垢のパイン材は「アートギャッベに合うように」と選んだ。
既存のキッチンはそのまま、前の壁をとることでオープンタイプに刷新。鮮やかな水色のタイルはそのまま活かし、キッチンの面材を木材に変えることでコーディネート。「キッチンの床面はリビングダイニングより少し下がっているのですが、そのおかげで子供と話しやすいです」
キッチン横にスペースを設けるために斜めにカットした子供室。壁のアイアンは「数年前に購入した作家モノですが、ようやく飾ることができました」とYさん。チョークボードはお子さまおいる家庭に人気のアイテム。「前は3LDKで個室は特に日当りが悪かったのですが、今は少ない光を家全体に巡らせていい感じです」とYさん
廊下からLDKをのぞむ。子供室の壁と揃えてLDKのドアも斜めにカット。実は玄関の上がり框も同じように斜めにカットして、住まいのデザイン性がアップ。LDKのドアはオリジナルだが、右側のトレイのドアなど、その他は既存ドアを塗装することで再生している。
タイル使いがかわいい洗面室。実験用のTOTOシンクは大人気。
シンプルハウスさんのそのほかの住宅事例
この住宅事例を見ている人におすすめ