注文住宅

新川の家

面積:

163㎡

エリア:

北海道札幌市

内容:

敷地は50坪の小さな西向きの角地で、南西の間口が狭い。居間は、あえて北側の道路境界いっぱいまで寄せ、食堂と雁行させて圧縮することで、個室の南側に1間半の開口をひねり出している。もう一つの狙いは、2階から道路へ突き出した居間の両端を大きく開き、公園と手稲山の眺望を限定して取り込むこと。居間は独立した高い屋根を持ち、北側にありながら南東面に設けた高窓から、朝日も十分に差し込んでくる。直接光の他に、食堂や階段の踊り場、スキップした子供室の廊下など、どれもバルコニーに面した開放的な空間への結びつきがある。それらは居間を中心に枝葉のように伸び、光の動きによって空間の視覚的なつながりを浮き沈みさせている。夫婦と2人姉妹の仲の良い家族にとっては、心地よいつながりと言って良いだろう。夕食後は、一つの長椅子に4人で身を寄せ合ってテレビを楽しむそうだ。一家団欒、羨ましい限りである。

北浦丈士

優れた道具を手にするとき、いつも美しいと感じます。それは、改良を重ねた末得られる高い完成度に気づくからでしょう。機能と美しさは、相反するものではないと心得ています。建築も使う人のための機能を持つ以上、そうありたいと思います。

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