注文住宅

さんどうの家

面積:

90㎡

築年数:

1年

エリア:

愛知県

実施時期:

2014年6月

内容:

敷地は名古屋市内、約7mの高低差をもつ高台の住宅である。

その場所を訪れてみると市街地の近くにありながら、小高い山のお寺につづく参道沿いの敷地であることに気づく。山側には緑が豊かに感じられ眼下には市内の街並みが広がり、さらに参道沿い故の独特な静けさを漂わす環境の中で、いかなる住宅の佇まいがありえるのか考えることになった。

まず手掛かりとしたのは参道沿いから見える住宅の構え方である。建物の大きさは平屋のようなプロポーションとし、四方に軒をもつ切妻屋根、妻側正面の木製建具の窓は参道の雰囲気に相応しく、とても馴染んでいるように思われた。次いで高台からの眺望を生かすように、筒状に長いボリュームにすることで街並みへと繋がる風景の抜け感を維持している。そして山の傾斜を生かすように建物を作ることで、街側に積層した高さをもつ住宅となっている。

設え方として風景の抜け感を損なわないように壁面収納を連続させた。また上階のプライベートスペースまで繋げることで収納の使われ方とともにコミュニケーションが図られ、緩やかに室内が分節されている。

新たに作られる参道沿いの街並み、そこに以前から佇んでいたかのような住宅となった。

このプロジェクト事例を手掛けた建築家

間宮晨一千デザインスタジオ

建築家 / @愛知県

私たちは‘デザインで人を幸せに、社会を豊かにする’という理念で家創りを行っています。暮らしの中に安らいだり、楽しかったり、心地よさを感じたりする「気持ちをデザイン」できればと考えています。多くの人の気持ちをデザインして幸せにすることができるなら、社会はもっと豊かになると信じています。