注文住宅

『ウィークリンク』6つの小屋が東西につながり、家族の多様な居場所をつくる家

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用途

自宅

居住者

二世帯・多世帯

所在地

山梨県中央市

延床面積

144㎡

山梨県中央市に位置する三世代同居住宅である。
施主家族はこの土地に代々住み続けてきたが、施主が幼少の頃に
一度この地を離れたため、その後既存の家屋は空き家となってい
た。広大な敷地は放置されていたわけではなく、施主家族により
手を入れられてきたが、既存家屋は老朽化していたたため、今回
の建替えとなった。

きっかけは、施主が結婚を機にこの土地に戻ることを決意したた
めであり、後々両親も暮らすことを考慮して同居住宅が検討され
た。
両親は、敷地に植えた樹木や手を入れてきたきた庭に思い入れが
あり、それらを極力残して、既存家屋が建っていた場所に平屋を
建築することを求められた。また、居室は出来るだけ敷地南の庭
に面することが要求された。

ここでは、施主寝室ゾーン、リビングゾーン、キッチンダイニン
グゾーンというように機能空間ごとに大きさの異なる6つの小屋
を計画し、これらを東西にひとつなぎに並べる案を採用した。
敷地に対して既存樹木を避けるように各小屋を配置しながら、同
時に内部においては、各機能ゾーンどうしが生活に破綻を生じる
ことがないように周到にそれらの配置と接続を検討している。
各機能空間は、自立しながらも閉塞感を生じないように、隣り合
う小屋どうしが設置する壁面を開放する、つまり開口部とするこ
とを基本ルールとしている。
また、各ゾーンごとに床から1850mmより上部を異なる色で塗
り分けている。
こうすることで、内部空間とその気積は、柔らかく東西に流動的
につながる。同時に生活行為は、各ゾーンごとに自立し、プライ
バシーの確保にもなるという具合である。

この計画は、構造的なプログラムを用いて、極めてロジカルにプ
ランを処理することを意図している。
作品名の「ウィークリンク」は、弱いつながりを意味する。
生活様式が異なり、趣味趣向も異なる世代間の差異を「家族」と
いう枠で強固につなげてしまうのではなく、世代や個人が自由を
規範化した上で、緩やかに関係を保つことは可能であるか。
そうした関係性を建築的な機能空間の操作において実現することを
試みている。

家型と色彩については、計画初期段階で施主がフィン・ユールの
自邸のイメージを持たれていたことをそのまま採用した。
また、施主が幼少期に既存家屋の2階から臨むことの出来た富士
山をまた見たいということから、物見台を設置している。

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この事例のコンセプト

手掛けた建築家

小泉一斉+千葉万由子

小泉一斉+千葉万由子

千葉県千葉市を拠点に活動する建築設計事務所です。 小泉一斉と千葉万由子のふたりが主宰しています。 住まいとは、住宅が建つ環境や住まい手の家族のあり方や構成、距離、生活の習慣などを総合的に考慮し、そこに住まう方にとっての最適なプランニング、プログラムを実現することにあります。 それは、画一的なLDKプランからジャンプした、住まい手のためだけの、住まい手を包摂する家でなくてはならないと考えます。

所在地

千葉県千葉市中央区新宿2-12-1 新宿レジデンス203

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