注文住宅

見沼の家=埼玉県 野草、野鳥と木工芸の家

面積:

138㎡

エリア:

埼玉県さいたま市

内容:

さいたま市でありながら牧場も近く、田園地域の環境を活かして、自然に囲まれた暮らしをしたい。そんな願いを桂離宮を模した雁行型プランニングにより、すべての窓から緑を見ることができる現代和風の木の家として実現。

PIONT
深谷産いぶし銀黒瓦の越撒きによる庇と陰影のある表情
丸太梁と吹抜けによるうのびやかな空間
山野草の庭を活かす雁行型プランニング
野鳥を見ながら木工芸ができる堀座卓アトリエ
庭仕事やソバ打ちのできる玄関土間

工法・階数
木造軸組工法/2階建て
面  積:1階86㎡、2階52㎡
延床面積:138㎡、敷地面積246㎡
外 部 仕 様:顔料入りモルタル、深谷産いぶし銀黒瓦屋根
内 部 仕 様:(床)桜・杉・栗縁甲板(壁)顔料入漆喰、土佐和紙(天井)金山杉・サワラ縁甲板、竹

「木の家に暮らす」15号掲載記事

ひろまから階段、2階ホールを見る足元にも床暖が組み込まれた掘座卓から、階段、2階ホール、台所、水廻りまで一体となります。
床は桜で、座卓はタモの2枚接ぎの無垢材です。いずれも植物油で塗装されています。
漆喰の壁と丸太梁が明るく、豪快な空間を引き締めています。

オール電化により省エネルギーな冷暖房と調理の安全性を高めました。
北海道桜の扉が吊り込まれたキッチン。

畳は5層の本床で防虫紙は入れていない省農薬品です。表イグサは熊本県八代の同じ省農薬品で、化学染料を使わない泥染め。
壁は接着剤を使用しない珪藻土で天井は椹の明るい木目に照明が建築化されています

神棚は大工棟梁による手造りで、仏壇も造り付けタイプです。

鳥を観察しながらバードカービングをするアトリエ、自然とスローライフを楽しみます。
トップライトの光が竹天井越しにそそぎます。
金山杉の一枚板の座卓の下には暖房が組み込まれ、壁面の本棚は収納量も充分です。
パソコンデスクと間接照明の幕板も一枚ものです。

旧住宅のいぶし瓦を再利用して建築主と共に敷いたアプローチ。
アプローチの際を軒先の万十瓦で敷き門扉から玄関まで川の流れのように敷込んであります。
前、後には水車とも花とも思える放射状のアクセント敷きの部分が2つつくられています。

5つの高さの異なるいぶし銀黒瓦と銅板の越葺屋根により外観に変化とリズムを与え、雁行プランと調和した流れるようなフォルムとしています。
外部木部や木の塀は植物油塗料で、雨や紫外線から守りながら色調を整えています。
木の塀は伝統的な大和貼をアレンジした和風モダンイメージです。

山中 文彦

日本の優良な木材、自然素材を生かした、心が和む木の家を造っています。日本の住まいの知恵を生かし、現代に求められる諸性能と融合させることにより、住まい手が長く、快適に、美しく住み続けられる木の家を目指しています。お施主さんの暮らし方の中から生まれる自然なデザインを提案します。