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南北に長い敷地に計画した分棟型新築木造戸建て住宅です。
東側が敷地延長の通路部、西側がお寺と、比較的最高に恵まれた敷地ですが、南側に3階建てが建っているために南の光の取り入れ方に工夫が必要でした。
そこで屋根付きの通路を介した分棟型とし、あえて南側境界に寄せて日中の採光が必要のない部屋を集め中庭を挟んだ北側にLDKや子ども部屋を持ってくることで、南側の家による影をかわして一日を通して日光を楽しめるよう計画しました。
また、少しでも奥まで日光を届けるために北棟の南側は吹き抜けになっています。
当初は南北の各棟にトイレを設けていましたが、少しでもLDKを広くしたいという要望と決意により北棟はトイレ無しというかなり大胆なプランとなっています。
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リビングは吹き抜けとなっており、２階の開口部から採光しています。
南棟和室から北棟を見る。２階は中庭側へせり出しており、１階の中庭に縁側的な空間を作り出している。 2階の大開口サッシが印象的です。
北棟２階吹き抜けに面したスペースはワークスペース、多目的スペースとして利用
和室の壁は塗装のように見えますが、実はクロス貼りです。厚みの薄い素材を使うとこのように見えます。
通常は寝室として利用。来客スペースとしての活用も考えている。
浴室と洗面・トイレを隔てるのはガラスのみとしてあります。扉はなく一体的に造ることでスペースを有効利用しています。
浴室は在来で造ってあります。天井以外は全面タイル貼り。中庭側に設けた開口部から光が差し込みます。
床フローリングは柔らかいパイン材を採用。ロフト部分の下は大きな収納スペースとなっています。
正面のはしごから屋上へアクセスできます。 左側は子ども室となっています。子ども室の壁はクロス貼り。
キッチンの壁はタイル貼り。平滑なタイルではなく、少し表情のあるものを採用。
２階開口部からの光がリビングと一体となったダイニングまで差し込みます。
棟間には中庭をもうけました。
内装は「小屋のイメージ」だったので、構造用合板にホワイトオイル塗装仕上げとしています。塗装は施主施工で、その様子はこちらで紹介しています。
北棟と南棟をつなぐ通路と北棟の玄関です。庇は雨よけだけでなく構造的に一体とする役割も果たしています。
道路に面した玄関ドアは勝手口として出るだけのドアなので、外にハンドル等はありません。メインの出入り口は建物脇の路地を通って中庭側になります。
外壁は北棟（手前）がガルバリウム鋼板の段葺き、奥がサイディングとなっています。
内装壁は構造用合板のあらわしで、お施主様と弊社スタッフでオイル白塗装で仕上げています。また、吹き抜け２階の開口部から光が振りそそぎます。
内装壁は構造用合板のあらわしで、お施主様と弊社スタッフでオイル白塗装で仕上げています。また、吹き抜け２階の開口部から光が振りそそぎます。
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