注文住宅

SI-house_薄い屋根と水盤と一体になる家

費用:

3500万円

実施エリア:

長野県

実施時期:

2012年4月竣工

延床面積:

136平米

内容:

埋蔵文化財の区域に指定されている小高い丘の斜面にある敷地で前方には
南アルプスが広がっている。
それは、かつての古代人も眺望を欲していたからなのだろうかと思わせるような美しい山並み。
部分的に周囲の住宅で分断されているものの、稜線がとても印象的だった。
自然とその稜線にそって、屋根が浮遊していった。
周囲の木造住宅のスケールを破壊しないよう、出来るだけ控えめな壁。
外周には大きな開口は見当たらないが、十分な光は中庭から。
リビングに沿う部分には、水盤。
樹木の緑と共に水面を光がなでる。
飯田の気候は、高低差の関係で局所的に異なる場合もあるが、ここから見る眼下の風景は、その微妙な違いを舞台装置のように顕在化させてくれる。
日々刻々と変化するその環境をいかに建築に取り込み、ときに抵抗していくか。
フラットな大屋根は、生活を支える拠り所として重要な任務を与えられているが、その重責とは裏腹に軽く柔らかい雲のように浮かんでいる。

屋上からの眺望

前方に見える南アルプスの稜線に沿うように浮遊する屋根。

外観

コンクリートの壁面が周囲の環境に馴染むよう、木造住宅の壁の高さを超えないように低く抑えられている。内部のプライバシーを守るために正面から見える開口は少ない。

リビング

中庭に対して開くことにより、プライベートな視線の抜けを活かしながらプライバシーを確保している。リビングの隣には緑と水盤が広がる。

玄関

5人分の収納をしても余るくらいの収納力とシャープな飾り棚で機能とデザインの融合を試みています。