注文住宅

ポジャギの家

内容:

ポジャギが織り成すやわらかな空間。

日本の伝統的な畳が敷き詰められた「続き間」は、ある時は襖を閉じて小さな部屋として、そして、ある時は襖を開けて広く使うことができる。この住宅はその「続き間」の概念の進化形である。設計を始める際に、デザイナーであるクライアントより「ポジャギ」という韓国の伝統的なパッチワークを使うことをテーマとして挙げられた。そこで、クライアントがデザインおよび製作した「ポジャギ」を襖と見立てた「続き間」とすることを考えた。シンプルな平面の中に150角の木列柱壁と可動の「ポジャギ」を配置した緩やかな空間構成とし、「ポジャギ」のレイアウトにより様々なシーンをつくり出している。

森清敏/川村奈津子

住宅の設計において重要なことは、クライアントとの信頼関係だと思っています。あらゆる角度で可能性を探り、対話の中で潜在的に埋もれてしまっているその家族の住まいにおけるテーマを引き出していきたいと考えています。すべての要望をお聞きした上で、クライアントのイメージをただ具現化するのではなく、その要望を解釈し直しつつ最もテーマとなることは何かを探し出し、明快な構成にしていく。そのためには、とにかく「話すこと」が不可欠です。また、工事監理においても、志と技術レベルの高い工務店との密接な打合せが重要です。クライアントとの打合せには原則2名で参加し、男女双方の視点で設計、監理を進めます。

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