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築27年の住宅の総リフォームである。この住宅は界隈では一番古くから存在し、かつ住宅供給公社による同じ形の住宅が並ぶ中、独特の存在感があった。
そのような歴史を尊重し、リフォームに当たっては、この外観を極力残すこととした。南面は開口部の形状を大きく改修したので、壁面を一部取り壊したが、その他の面は既存壁面の上に、断熱材と外装材を張った。
断熱は全面的に改修した。既存基礎の内側に断熱材を張り、基礎断熱とした。
サッシはメインの居住空間である1階は極めて断熱性能の高い木製サッシLow-Eトリプルガラス、2階は樹脂サッシLow-Eペアガラスとした。
リフォームによって高気密高断熱住宅へと変身させた。
急な回り階段があるため、2階に上がるのは少々難があり、1階和室を就寝場所としていた。また、玄関ホールは非暖房空間で冬は寒く、ホールに出ないとトイレにも行けなかった。
リフォーム後は階段を緩くして、2階に寝室を配置した。2階には洗面台とトイレを増設し、小屋裏だった部分に書斎を設けた。
1階は玄関部分を増築し、トイレUT以外を一体化した広々とした全室暖房空間にした。
将来、階段上り下りに不自由をきたした場合は、ウォークインクローゼットとなっている間仕切りを外し、1階で全て生活できるようになっている。
すでに開口部は80cm以上確保しており、浴室も3枚引き戸で段差がない。トイレも広げることが可能であり車椅子生活になっても対応できるようにしてある。