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設計、監理を担当
座席に座れば全てに手が届くミニクーパーのように、
小さなボディーに機能がコンパクトにつまった住宅です。
ここでは狭さを逆手にとって、広い空間では味わえない
“小さく”“コンパクト”な快適さが楽しめるようにこころがけました。
廊下をなくして面積を節約し、室内にガラスを多用することで
狭さを感じないインテリアとしました。
主な仕上げ:
外壁|押し出し成型セメント板
屋根|ガルバリウム鋼板
室内床|ブナ、コルクタイル、竹タイル
室内壁、天井|漆喰、シナ合板
ご自宅の老朽化に伴う建て替えです。お茶、登山、読書など多彩な趣味に使う道具や本、着物を収納する場所の確保、お茶会を行うための本格的な和室があることがご希望でした。
狭小敷地であることからコンパクトであること、狭さを感じさせないこと、東西からの採光のみで一日明るいことを心がけました。
「住んでみて一番気に入っているのは、あらゆるところに手の届くところ。まさにミニクーバーのような家。寝室がガラス越しだから部屋がちょっと広く感じるのもうれしいんです。友人たちはまず外まわりからチェックして「かわいい、素敵」と言ってくれて。友人たちが来たときに一緒に台所で作れるようにしてもらっているのも楽しいですね。階段も
登りやすいですよ。手すりもつけてあるし、高さがゆる目で幅もゆったり目でね。」
講師として招かれたセミナーで声をかけられて相談に乗りました。ご要望のメモは100項目以上。そのひとつひとつに丁寧に対応していきました。工事は複数社で見積りを取り最も安いところに依頼しました。敷地も狭く細かい収まりの多い建物でしたがきちんと対応していただきました。
完成後、キッチンの使い心地を確認するため数回食事会を開き、設計者自ら料理の腕を披露しました。
外壁はセメント成型版で仕上げました。塗装の必要がなくメンテナンスに手がかからない優れものです。
階段と居室の間はガラスで仕切りました。視覚的に広がりを与え狭さを感じさせません。
床はブナの無垢フローリングを無塗装で。壁は漆喰、天井はシナ合板を白く染色して張りました。階段はガラス張りです。
和室は正式なお茶会でも使えるようにしつらえました。茶道具を一式納められるように階段下に収納棚を設けました。
自転車が入るように大き目にしています。靴の他、趣味の登山道具が一式入るように玄関収納をしつらえました。
最上階の寝室です。屋根の形がそのまま天井に表されています。
洗面所は最上階の寝室の横に設けました。天井高さを目一杯取り、トップライトを設けてリッチな空間にしつらえました。