注文住宅

荻窪の家

内容:

敷地境界に沿って配置された箱がつくり出す豊かな空間。

緑溢れる杉並の閑静な住宅街に建つ、二世帯住宅。二世帯であるが故に周辺の建物と比較するとやや大きなボリュームとなってしまうが、街並みに対して圧迫感の少ない佇まいとなるよう、ボリュームをいくつかの箱に分割した。分割された箱を敷地境界に沿って3つ配置し、それらをつなぐ階段を中央に設けた。それにより外周面積は広くなり、箱毎に窓を二方向に設けることが可能となった。そして箱同士の関係においては、クライアントの要望する条件、斜線制限などを考慮して、それぞれの箱の床レベルを設定した。 箱と箱の間の屋外のような隙間を通り抜け、移動する度にあちこちに開けられた窓より様々なシーンが展開し、四季の移ろいを感じられる空間となっている。

森清敏/川村奈津子

住宅の設計において重要なことは、クライアントとの信頼関係だと思っています。あらゆる角度で可能性を探り、対話の中で潜在的に埋もれてしまっているその家族の住まいにおけるテーマを引き出していきたいと考えています。すべての要望をお聞きした上で、クライアントのイメージをただ具現化するのではなく、その要望を解釈し直しつつ最もテーマとなることは何かを探し出し、明快な構成にしていく。そのためには、とにかく「話すこと」が不可欠です。また、工事監理においても、志と技術レベルの高い工務店との密接な打合せが重要です。クライアントとの打合せには原則2名で参加し、男女双方の視点で設計、監理を進めます。

この専門家のプロジェクト一覧