注文住宅

『杉浦町の家』中庭のあるシンプルな住まい

実施エリア:

石川県金沢市

実施時期:

2009年12月

延床面積:

195平米

平口泰夫

建築の美的な表現には構造美、機能美、装飾美等々あるが、それらは「素肌」なるがゆえの美、「被膜」なるがゆえの美の二面性にある。「素肌の形相」は本質的形相であり、被覆を施された形相は偶有的形相である。建築の形相は抽象的言語の観念的操作への関心と、現実に存在するものへの執着の二面から被覆を施され偶有的形相として表出される。「素肌の形相」は、そうした被覆を一端剥ぎ取り、如何なる被覆が建築に相応しいのかの考察である。そして「緒正としての形相」として再生する。