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用途

自宅

居住者

家族(子供1人)

所在地

北海道札幌市

延床面積

144㎡

札幌中心部を見下ろす眺望と、背後から覆い被さるような山林を併せ持つ傾斜地。「子供にアナログ感覚を身につけてほしい」と語るクライアントが選んだ少々個性的な敷地である。
道路から2Mほど高い土地に対し、玄関と車庫を高低差分地中に落とし込んだ。それを基礎代わりに、居間を少しだけ地面から持ち上げ、谷側へ大きく開いて眺望を内部に取り込む。居間から山側に半階下がって庭に広がる書斎、半階上がって山林の緑が目に飛び込むプライベートスペース。生活の中心である居間が、ちょうど階段の踊り場になるような断面構成である。床の落差により幾つかの部屋として使い分けられるが、間仕切りのない一つの空間であり、視線は床高に沿って立体的に連続する。家族は否応もなく互いの気配を強く感じるため、別室にいながら普通の声で会話ができる距離感である。
採光と景観を取り込む開口は、徹底して山側と谷側の2方向にまとめ、空間の連続により家全体で共有されている。それらの対面する窓を個々につなぎ合わせると、日常の対話から生まれる視線に重なるよう計画した。生活動線の中から、ある距離を持って家族の姿を見るとき、庭の芝生や菜園、豊かな山林や遠い街の景色が、背景として映り込む仕掛けである。四季の移り変わりや子供の成長とともに、様々なシーンがここで生まれ、住み手の心に美しい記憶として残ることを祈っている。

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この事例のコンセプト

手掛けた建築家

北浦丈士

北浦丈士

優れた道具を手にするとき、いつも美しいと感じます。それは、改良を重ねた末得られる高い完成度に気づくからでしょう。機能と美しさは、相反するものではないと心得ています。建築も使う人のための機能を持つ以上、そうありたいと思います。

所在地

北海道札幌市豊平区月寒東1条7丁目3-3 コートME7

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北浦丈士

建築家 / @北海道